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[「My Library!」82]

2024年10月16日
第6572回「477」を「747」SB当せん♪
3けたプラス「15」狙いでしたが、「744」を塗り間違えて・・・「747」になってる〜^^(ナンバーズあるある当せんでした)ラッキー♪

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『 My Library 』へようこそ〜♪読書の秋ですね!今年の「読書週間」の標語入選1位は「この一行に逢いにきた」中山実穂さんに決まりました。〈作者のことば〉「本の中にグッとくる一行があって、何度も何度も目でなぞり、ついには暗記してしまう。作者はこの一行のためにこの本を書いていて、読者はこの一行に出逢うため読んでいるのだと思うとき、幸福になる自分がいます」
私も今読んでいる「水車小屋のネネ」でこの1行にグッときました。383ページの藤沢先生が律に言った言葉で「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」
あったかい気持ちがじんわり心にしみました。では今回のおすすめ本は……。


■『リカバリー・カバヒコ』 青山 美智子(著)

新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園にある古びたカバの遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで”リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。急な成績不振に悩む高校生、ママ友たちになじめない元アパレル店員、駅伝が嫌でケガをしたと嘘をついた小学生、ストレスからの不調で休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集長……。みんなの痛みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。

2024年本屋大賞7位。5話の連作短編集。なにか不思議な力があるというわけではなく、登場人物たちがなにかに気づいて生き方を変えていく。どの話も心温まる話でよかったけど……。一番よかったのは「和彦の目」だな。まるで自分を見ているようで、心に刺さった。(いつまで元気でいられるかわからない母親なのに、なかなか出来ない「親孝行」。カバヒコがいたら、リカバリーしてもらいたい)毎回登場するクリニーング屋のおばあちゃん、ラストの仕掛け?にしては、今までの作品と比べるとインパクトが薄かった。「カズヒコだけにカバヒコ?」「カバだけにリカバリー?」
おすすめ度は、★4つ。


■『ともぐい』 河崎 秋子(著)

明治後期の北海道の山で、猟師というより獣そのものの嗅覚で獲物と対峙する男、熊爪。図らずも我が領分を侵した穴持たずの熊、蠱惑的な盲目の少女、ロシアとの戦争に向かってきな臭さを漂わせる時代の変化……すべてが運命を狂わせてゆく。人間、そして獣たちの業と悲哀が心を揺さぶる、河崎流動物文学の最高到達点!!

第170回直木賞受賞作品。河崎さんの作品は初読み。冒頭から迫力ある描写に圧倒される。まるでその場にいるようで、映像や匂い、温度、痛みを感じた。熊に目を殴られた男の手当(詳しくは言えないけど)のシーンや、赤毛との死闘は臨場感にあふれ、「犬、がんばれ〜、死ぬんじゃねぇ〜ぞ〜」と(犬好きなので)心から願った。それにしても熊爪さん、「犬にもっと感謝しろよ、犬がいなければアンタ死んでたと思うよ!最後の命令には、ちょっと救われたけど……」。ラストの陽子は、鬱憤がたまってたのかね〜?それとも果物が食べたかったのか?良輔の妻が言ったように「瓜子姫の皮被った女」だった。
おすすめ度は、★4つ半。


――つづく。

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今回のおすすめN3は、第6576回終了現在、第6480回より96回出現なしの3けたプラス[15] 狙いで10点。

[069] [159] [177] [681] [942]
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3けたプラス「15」狙いでしたが、「744」を塗り間違えて・・・「747」になってる〜^^(ナンバーズあるある当せんでした)ラッキー♪

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『 My Library 』へようこそ〜♪読書の秋ですね!今年の「読書週間」の標語入選1位は「この一行に逢いにきた」中山実穂さんに決まりました。〈作者のことば〉「本の中にグッとくる一行があって、何度も何度も目でなぞり、ついには暗記してしまう。作者はこの一行のためにこの本を書いていて、読者はこの一行に出逢うため読んでいるのだと思うとき、幸福になる自分がいます」
私も今読んでいる「水車小屋のネネ」でこの1行にグッときました。383ページの藤沢先生が律に言った言葉で「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」
あったかい気持ちがじんわり心にしみました。では今回のおすすめ本は……。


■『リカバリー・カバヒコ』 青山 美智子(著)

新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの日の出公園にある古びたカバの遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説がある。人呼んで”リカバリー・カバヒコ”。アドヴァンス・ヒルに住まう人々は、それぞれの悩みをカバヒコに打ち明ける。急な成績不振に悩む高校生、ママ友たちになじめない元アパレル店員、駅伝が嫌でケガをしたと嘘をついた小学生、ストレスからの不調で休職中の女性、母との関係がこじれたままの雑誌編集長……。みんなの痛みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。

2024年本屋大賞7位。5話の連作短編集。なにか不思議な力があるというわけではなく、登場人物たちがなにかに気づいて生き方を変えていく。どの話も心温まる話でよかったけど……。一番よかったのは「和彦の目」だな。まるで自分を見ているようで、心に刺さった。(いつまで元気でいられるかわからない母親なのに、なかなか出来ない「親孝行」。カバヒコがいたら、リカバリーしてもらいたい)毎回登場するクリニーング屋のおばあちゃん、ラストの仕掛け?にしては、今までの作品と比べるとインパクトが薄かった。「カズヒコだけにカバヒコ?」「カバだけにリカバリー?」
おすすめ度は、★4つ。


■『ともぐい』 河崎 秋子(著)

明治後期の北海道の山で、猟師というより獣そのものの嗅覚で獲物と対峙する男、熊爪。図らずも我が領分を侵した穴持たずの熊、蠱惑的な盲目の少女、ロシアとの戦争に向かってきな臭さを漂わせる時代の変化……すべてが運命を狂わせてゆく。人間、そして獣たちの業と悲哀が心を揺さぶる、河崎流動物文学の最高到達点!!

第170回直木賞受賞作品。河崎さんの作品は初読み。冒頭から迫力ある描写に圧倒される。まるでその場にいるようで、映像や匂い、温度、痛みを感じた。熊に目を殴られた男の手当(詳しくは言えないけど)のシーンや、赤毛との死闘は臨場感にあふれ、「犬、がんばれ〜、死ぬんじゃねぇ〜ぞ〜」と(犬好きなので)心から願った。それにしても熊爪さん、「犬にもっと感謝しろよ、犬がいなければアンタ死んでたと思うよ!最後の命令には、ちょっと救われたけど……」。ラストの陽子は、鬱憤がたまってたのかね〜?それとも果物が食べたかったのか?良輔の妻が言ったように「瓜子姫の皮被った女」だった。
おすすめ度は、★4つ半。


――つづく。

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今回のおすすめN3は、第6576回終了現在、第6480回より96回出現なしの3けたプラス[15] 狙いで10点。

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