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[「My Library!」80]

2024年8月14日
第6529回「862」を「62」ミニ当せん♪
未出現ミニワースト5位狙いでした。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

『 My Library 』へようこそ〜♪ 街の本屋さんでは「夏の文庫フェア」が開催されています。文庫本は小さくて持ち運べてよいのですが、私はタダでよめる(笑)図書館の単行本ばかり借りて読んでいます。では今回のおすすめ本は……。


■『子宝船』 宮部 みゆき(著)

江戸で噂の、「持つ者は子宝に恵まれる」という宝船の絵。しかし、赤子を失ったある家の宝船の絵から、なぜか弁財天が消えたという。時を置かずして、北一もよく知る弁当屋の一家三人が殺される。現場で怪しげな女を目撃した北一は、検視の与力・栗山の命を受け、事件の真相に迫っていく。

きたきた捕物帖の2作目。江戸は深川、二人の「きたさん」が、事件を通して成長していく物語。「子宝船」「おでこの中身」「人魚の毒」と3つの話ではあるが、繋がっているので1つの長編である。宝船の絵から弁財天が消えるという不思議な事件が起きるが、内容は薄ぺらく真相も結末もいまいちで楽しめなかった。弁当屋の殺人事件も、動機など納得いかず、ひねりもなく読み応えがしなかった。宮部さんの時代小説は一人一人のキャラが際立って好きなのですが、昔の作品の方がもっとワクワクして、泣けておもしろかったのにこのシリーズは1作目に続いて2作目も人情味は感じるが期待外れでした。ただ、昔の作品とリンクしており、なつかしい登場人物が出て少し救われましたが……。伏線回収の?3作目に期待。
おすすめ度は、★3つ半。


■『街とその不確かな壁』 村上 春樹(著)

十七歳と十六歳の夏の夕暮れ……川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを……高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、そしてきみの面影。自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。その街に行かなくてはならない。なにがあろうと……〈古い夢〉が奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された“物語”が深く静かに動きだす。村上春樹が長く封印してきた「物語」の扉が、いま開かれる。6年ぶりの最新長編1200枚、魂を揺さぶる純度100パーセントの村上ワールド。待望の刊行!

壁で囲まれた単角獣のいる街の図書館の夢読みとなって、村上春樹の40年前の〈古い夢〉(潜在意識の中に存在している夢?)を読まされた感じ。しかし、この〈古い夢〉は何だったのだろう?本体と影、生と死、あちら側とこちら側にある不確かな壁があるのは、なんとなく分るが、村上春樹は読者に何を伝えたいのか?それがすべて読み終わっても全く分からなかった。主人公のぼく、私、16歳の少女、イエローサブマリンの少年、コーヒーショップの女店主など、名前がないのは、どういう意図があるのだろう?不確かで感情移入しにくかった。また、ばらまいたであろう伏線が回収されないままで、すっきりしないラストにモヤモヤ。ちなみに、私の誕生日は、木曜日だった。
おすすめ度は、★2つ。

――つづく。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

今回のおすすめN3は、第6531回終了現在、第6480回より51回出現なしの3けたプラス[15] 狙いで10点。

[087] [438] [654] [771] [942]
[447] [609] [681] [825] [951]


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未出現ミニワースト5位狙いでした。

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『 My Library 』へようこそ〜♪ 街の本屋さんでは「夏の文庫フェア」が開催されています。文庫本は小さくて持ち運べてよいのですが、私はタダでよめる(笑)図書館の単行本ばかり借りて読んでいます。では今回のおすすめ本は……。


■『子宝船』 宮部 みゆき(著)

江戸で噂の、「持つ者は子宝に恵まれる」という宝船の絵。しかし、赤子を失ったある家の宝船の絵から、なぜか弁財天が消えたという。時を置かずして、北一もよく知る弁当屋の一家三人が殺される。現場で怪しげな女を目撃した北一は、検視の与力・栗山の命を受け、事件の真相に迫っていく。

きたきた捕物帖の2作目。江戸は深川、二人の「きたさん」が、事件を通して成長していく物語。「子宝船」「おでこの中身」「人魚の毒」と3つの話ではあるが、繋がっているので1つの長編である。宝船の絵から弁財天が消えるという不思議な事件が起きるが、内容は薄ぺらく真相も結末もいまいちで楽しめなかった。弁当屋の殺人事件も、動機など納得いかず、ひねりもなく読み応えがしなかった。宮部さんの時代小説は一人一人のキャラが際立って好きなのですが、昔の作品の方がもっとワクワクして、泣けておもしろかったのにこのシリーズは1作目に続いて2作目も人情味は感じるが期待外れでした。ただ、昔の作品とリンクしており、なつかしい登場人物が出て少し救われましたが……。伏線回収の?3作目に期待。
おすすめ度は、★3つ半。


■『街とその不確かな壁』 村上 春樹(著)

十七歳と十六歳の夏の夕暮れ……川面を風が静かに吹き抜けていく。彼女の細い指は、私の指に何かをこっそり語りかける。何か大事な、言葉にはできないことを……高い壁と望楼、図書館の暗闇、古い夢、そしてきみの面影。自分の居場所はいったいどこにあるのだろう。その街に行かなくてはならない。なにがあろうと……〈古い夢〉が奥まった書庫でひもとかれ、呼び覚まされるように、封印された“物語”が深く静かに動きだす。村上春樹が長く封印してきた「物語」の扉が、いま開かれる。6年ぶりの最新長編1200枚、魂を揺さぶる純度100パーセントの村上ワールド。待望の刊行!

壁で囲まれた単角獣のいる街の図書館の夢読みとなって、村上春樹の40年前の〈古い夢〉(潜在意識の中に存在している夢?)を読まされた感じ。しかし、この〈古い夢〉は何だったのだろう?本体と影、生と死、あちら側とこちら側にある不確かな壁があるのは、なんとなく分るが、村上春樹は読者に何を伝えたいのか?それがすべて読み終わっても全く分からなかった。主人公のぼく、私、16歳の少女、イエローサブマリンの少年、コーヒーショップの女店主など、名前がないのは、どういう意図があるのだろう?不確かで感情移入しにくかった。また、ばらまいたであろう伏線が回収されないままで、すっきりしないラストにモヤモヤ。ちなみに、私の誕生日は、木曜日だった。
おすすめ度は、★2つ。

――つづく。

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今回のおすすめN3は、第6531回終了現在、第6480回より51回出現なしの3けたプラス[15] 狙いで10点。

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