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[「My Library!」59]

2022年1月26日
『 My Library 』へようこそ〜♪今年もコラムをご愛読されているアナタへ、私が今までページをめくって、ドキドキワクワクした本、くすっと笑えた本、泣けた本、怖かった本、つまらなかった本、おすすめ本をネタばれしない程度に?紹介しようと思います。アナタも読まれた本があれば、あ〜そうだったね〜と、共感してもらえれば嬉しいです。また、このコラムで気になったおすすめ本があれば、手に取ってみてください。その一冊が人生を変えるような出会いとなりますように〜♪では今回のおすすめ本は……。


■『犬がいた季節』伊吹 有喜(著)

2021年本屋大賞3位。伊吹有喜さんの小説は初読み。昭和63年、捨てられた1匹の犬が、八稜高校で保護される。その白い犬は、美術部員の名をとってコーシローと名づけられ、学校で飼われることになった。世話をするのは「コーシローの世話をする会」のメンバーたち。初代から3年おきに、その年の3年生を主人公にした5つの物語と、令和元年の最終話からなる連作だ。コーシーロー目線からの話もあり、自分が飼っている愛犬2匹も同じような感情を持ってるのかなぁ?と愛おしくなった。どの話も時代背景を感じられ、なつかしさもよみがえり、とてもよかった。特に第5話の「永遠にする方法」は泣けました。。最終話でひとつにまとまり、読後は温かくて優しい
気持ちになった。紆余曲折のあったユウカさんには、幸せになってほしいな!
おすすめ度は、★5つ。


■『心淋し川』西條 奈加(著)

第164回直木賞受賞作。西條奈加さんの小説は初読み。江戸の片隅、小さなどぶ川沿いに建ち並ぶ長屋。住人たちは人生という川のどん詰まりでもがいていた。懸命に生を紡ぐ人々の切なる願いが胸に沁みる感動6話連作!

1話目の「心淋し川」は、働かない父を抱えた娘ちほが、恋人と一緒に今の生活から抜け出ることを夢見る話だが、うーむ、これが直木賞?あまりピンと来なかった。しかし2話目の「閨仏」は、不美人な4人の妾が住む家で、お呼びのかからない最年長のりきが思わぬ生き方を見つける話からおもしろくなる。3話目の「はじめましょ」は、行き場のない板前が死んだ兄貴分のあとを継いで四文飯屋を切り盛りする話から、引き込まれていく。4話目の「冬虫夏草」は、体の不自由な息子の世話が生きがいになっている母の歪みが恐ろしい。5話目の「明けぬ里」は、同じ岡場所から異なる道を進んだふたりの女性の対比で読ませる。5話目まで尻切れトンボっていうか?その後展開は自分で想像してね!みたいな?少々物足りない結末ばかりだったが……。最終話の「灰の男」が一番よかった。この長屋の差配人話だ。茂十がこの地に来てから12年、楡爺との関係がラストに明かされる。そして各話に登場した主人公たちのその後の話もあり、うまくまとまっている。なるほど直木賞受賞作!と納得しました。
おすすめ度は、★4つ半。


――つづく。

今回のおすすめN3は、第5871回終了現在、第5798回より73回出現なしの3けたプラス[8] 狙いで10点。
百十スペース[1]が28回出現なし。百の位で奇数が10回続いたので、「偶数」が出そうだ! [01*] [21*] [23*] [43*] [45*] [65*] [67*] [87*] [89*] が期待大!「偶奇奇」並びが第5840回より44回出現なしなのでそろそろ出そうだ。

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■『犬がいた季節』伊吹 有喜(著)

2021年本屋大賞3位。伊吹有喜さんの小説は初読み。昭和63年、捨てられた1匹の犬が、八稜高校で保護される。その白い犬は、美術部員の名をとってコーシローと名づけられ、学校で飼われることになった。世話をするのは「コーシローの世話をする会」のメンバーたち。初代から3年おきに、その年の3年生を主人公にした5つの物語と、令和元年の最終話からなる連作だ。コーシーロー目線からの話もあり、自分が飼っている愛犬2匹も同じような感情を持ってるのかなぁ?と愛おしくなった。どの話も時代背景を感じられ、なつかしさもよみがえり、とてもよかった。特に第5話の「永遠にする方法」は泣けました。。最終話でひとつにまとまり、読後は温かくて優しい
気持ちになった。紆余曲折のあったユウカさんには、幸せになってほしいな!
おすすめ度は、★5つ。


■『心淋し川』西條 奈加(著)

第164回直木賞受賞作。西條奈加さんの小説は初読み。江戸の片隅、小さなどぶ川沿いに建ち並ぶ長屋。住人たちは人生という川のどん詰まりでもがいていた。懸命に生を紡ぐ人々の切なる願いが胸に沁みる感動6話連作!

1話目の「心淋し川」は、働かない父を抱えた娘ちほが、恋人と一緒に今の生活から抜け出ることを夢見る話だが、うーむ、これが直木賞?あまりピンと来なかった。しかし2話目の「閨仏」は、不美人な4人の妾が住む家で、お呼びのかからない最年長のりきが思わぬ生き方を見つける話からおもしろくなる。3話目の「はじめましょ」は、行き場のない板前が死んだ兄貴分のあとを継いで四文飯屋を切り盛りする話から、引き込まれていく。4話目の「冬虫夏草」は、体の不自由な息子の世話が生きがいになっている母の歪みが恐ろしい。5話目の「明けぬ里」は、同じ岡場所から異なる道を進んだふたりの女性の対比で読ませる。5話目まで尻切れトンボっていうか?その後展開は自分で想像してね!みたいな?少々物足りない結末ばかりだったが……。最終話の「灰の男」が一番よかった。この長屋の差配人話だ。茂十がこの地に来てから12年、楡爺との関係がラストに明かされる。そして各話に登場した主人公たちのその後の話もあり、うまくまとまっている。なるほど直木賞受賞作!と納得しました。
おすすめ度は、★4つ半。


――つづく。

今回のおすすめN3は、第5871回終了現在、第5798回より73回出現なしの3けたプラス[8] 狙いで10点。
百十スペース[1]が28回出現なし。百の位で奇数が10回続いたので、「偶数」が出そうだ! [01*] [21*] [23*] [43*] [45*] [65*] [67*] [87*] [89*] が期待大!「偶奇奇」並びが第5840回より44回出現なしなのでそろそろ出そうだ。

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