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[「My Library!」55]

2021年9月8日
『 My Library 』へようこそ〜♪世界的な成功者の共通点が「読書家」であるそうだ。なぜ、成功者は本を読むことを習慣化しているのか。それには、大きく分けて3の理由が挙げられる。

・知識の総量が増える
・教養を身につけられる
・新しいアイディアを思いつくきっかけになる

しかし、近年は活字離れという言葉がある通り本を読む習慣がある人が減ってきている。実際に、社会人を対象に「月の読書量はどのくらいですか?」とアンケート調査をしたところ、「読書しない」のは45%と最も多い結果が出ている。

「本を読む時間がない」「動画の方が面白い」という理由で、本を読まないと考えられる。また、給料が低く経済的な余裕がない人たちは、本の購入が大きな負担になるため、読書をしないとも推測できそうだ。


■『少年と犬』 馳 星周(著)

2020年直木賞受賞作。犬好きなので、馳さんの小説を初めて読んだ。6話の連作短編集。物語は東日本大震災の5年後、仙台市のコンビニで、ガリガリに痩せた野良犬(多聞)を拾う。家族のために犯罪に手を染めた男。拾った犬は男の守り神になった……男と犬。仲間割れを起こした窃盗団の男は、守り神の犬を連れて故国を目指す……泥棒と犬。壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた……夫婦と犬。体を売って男に貢ぐ女。どん底の人生で女に温もりを与えたのは犬だった……娼婦と犬。老猟師の死期を知っていたかのように、その犬はやってきた……老人と犬。震災のショックで心を閉ざした少年は、その犬を見て微笑んだ……少年と犬。犬と出会う人々は、皆何かしら悲しい運命を背負っており、そんな人たちが犬との交流により、ひと時の心の救いを得られる。そして訪れる悲しい別れを繰り返しながら犬は南へ南へと向かう……。表題作の「少年と犬」は泣けました。。印象に残ったのは「老人と犬」かな?
おすすめ度は、★4つ。


■『希望の糸』 東野 圭吾(著)

久しぶりの加賀恭一郎シリーズ。東野さんの小説はほとんど読んでいますが、このシリーズならではの人情味あふれる展開は、期待を裏切りませんでした。ちょっとネタばれになりますが、地震で子供を失った夫婦、病床に伏せた父からの遺言状の内容に揺れる旅館の女将、そして喫茶店女性オーナーの刺殺死体。それぞれの話が全然関係なさそうで、どこでどう繋がるのか?次第に解き明かされていく。意外な人の繋がりの愛と苦しみ。最大のテーマである、いろいろな形の親子の繋がり「糸」の強さを描いた力作で、どんどんと引き込まれていきました。
おすすめ度は、★4つ半。


――つづく。


今回のおすすめN3は、第5773回終了現在、第5705回より68回出現なしのボックスペア未出現「17」狙いで 5点。

[071] [173] [417] [671] [817]


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『 My Library 』へようこそ〜♪世界的な成功者の共通点が「読書家」であるそうだ。なぜ、成功者は本を読むことを習慣化しているのか。それには、大きく分けて3の理由が挙げられる。

・知識の総量が増える
・教養を身につけられる
・新しいアイディアを思いつくきっかけになる

しかし、近年は活字離れという言葉がある通り本を読む習慣がある人が減ってきている。実際に、社会人を対象に「月の読書量はどのくらいですか?」とアンケート調査をしたところ、「読書しない」のは45%と最も多い結果が出ている。

「本を読む時間がない」「動画の方が面白い」という理由で、本を読まないと考えられる。また、給料が低く経済的な余裕がない人たちは、本の購入が大きな負担になるため、読書をしないとも推測できそうだ。


■『少年と犬』 馳 星周(著)

2020年直木賞受賞作。犬好きなので、馳さんの小説を初めて読んだ。6話の連作短編集。物語は東日本大震災の5年後、仙台市のコンビニで、ガリガリに痩せた野良犬(多聞)を拾う。家族のために犯罪に手を染めた男。拾った犬は男の守り神になった……男と犬。仲間割れを起こした窃盗団の男は、守り神の犬を連れて故国を目指す……泥棒と犬。壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた……夫婦と犬。体を売って男に貢ぐ女。どん底の人生で女に温もりを与えたのは犬だった……娼婦と犬。老猟師の死期を知っていたかのように、その犬はやってきた……老人と犬。震災のショックで心を閉ざした少年は、その犬を見て微笑んだ……少年と犬。犬と出会う人々は、皆何かしら悲しい運命を背負っており、そんな人たちが犬との交流により、ひと時の心の救いを得られる。そして訪れる悲しい別れを繰り返しながら犬は南へ南へと向かう……。表題作の「少年と犬」は泣けました。。印象に残ったのは「老人と犬」かな?
おすすめ度は、★4つ。


■『希望の糸』 東野 圭吾(著)

久しぶりの加賀恭一郎シリーズ。東野さんの小説はほとんど読んでいますが、このシリーズならではの人情味あふれる展開は、期待を裏切りませんでした。ちょっとネタばれになりますが、地震で子供を失った夫婦、病床に伏せた父からの遺言状の内容に揺れる旅館の女将、そして喫茶店女性オーナーの刺殺死体。それぞれの話が全然関係なさそうで、どこでどう繋がるのか?次第に解き明かされていく。意外な人の繋がりの愛と苦しみ。最大のテーマである、いろいろな形の親子の繋がり「糸」の強さを描いた力作で、どんどんと引き込まれていきました。
おすすめ度は、★4つ半。


――つづく。


今回のおすすめN3は、第5773回終了現在、第5705回より68回出現なしのボックスペア未出現「17」狙いで 5点。

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