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[「真似る」]

2021年3月10日
「ふにゃぁ〜〜お、みにゃの者、余は
苦しゅうにゃいぞ」心情城のにゃん殿
様が、大きなあくびをしながら側近を
呼び寄せました。

「これから、きん姫、アイ姫、アタリ
ッチ腰元、宿屋の女将里ちゃん、ドス
コイ料亭の女将葵さん、ちりめん問屋
のプリ衛門、花やのとさかっち、毛む
くじゃ〜らの一同で、一列になって大
名行列に参るぞよにゃん」

「にゃん殿様に続くナリよ。ついてこ
ない者は、きんっちがお尻ぺんぺんす
るざます」きん姫が、かわら版を棒状
に丸めてフリフリ、ウィウンクして言
いました。

「にゃん殿様〜♪頑張ってネン↑みん
なにパワー炸裂送るネン!アタリッチ
パワーやネン、うっふ〜ん♪」アタリ
ッチ腰元が、キラキラでメタリックな
ポンポンをフリフリ応援しました。

「おいおいアタリッチ姉ヤン、あんた
はんも一緒に大名行列するんやで〜。
プリ衛門は年寄りやさかいやめとくわ
〜。いや、混浴の入浴シーンもあるな
らついて行ってもいいかな〜?」ちり
めん問屋のプリ衛門が、鼻の下をでれ
〜んとのばして言いました。

先導の旗持ちの「下に〜下に〜♪」と
の声にあわせ百姓・町人などは脇に寄
り平伏しています。

孝行息子のマサ君が足腰の立たない父
親を背負って、にゃん殿様のお通りを
拝ませていると……。

それがにゃん殿様の目にとまりました。
「感心な若者だにゃん。褒美をつかわ
すにゃん」マサ君は、沢山の褒美を頂
きました。

その話を聞いた親不幸で評判男のたつ
蔵は、「マサの野郎うまいことしやが
ったがな〜、おいらも真似をして褒美
にありつくだがね〜」と言いました。

次のにゃん殿様のお通りに、嫌がる父
親を無理やり背負って道ばたで待ち受
けておりました。

ところが、お側づきの家来が、たつ蔵
は親不孝者だと知っていて、「あいつ
は褒美めあてに、あんな真似をしてお
ります。けしからぬ奴でございます」
と申し上げました。

おとがめかと思いきや、にゃん殿様は
「よしよし、うそでもよいにゃん、褒
美をつかわすにゃん。親不孝者が孝行
の真似をするとは感心な奴だにゃん。
褒めてつかわすにゃん」と言いました。

にゃん殿様の領内では、褒美欲しさに
親孝行の真似がはやり出します。それ
が嘘でも、真似でも、親孝行の行いを
されると、老人達は大変喜びました。

それから月日が経つと、喜ぶ老人の姿
をみて若者達もうれしくなり、心から
親を大切にするようになったとさ。

おしまい。


人生のすべては、善い行いも悪い行いも「真似る」ことから始まります。学ぶは真似ぶ、です。行動を真似することで、そこで初めてわかることがあります。真似をしなければ(外から見ているだけでは)決して分からないなにかが、そこには隠されているのです。

ナンバーズが当たらないと嘆いている人は、当たった人の真似をすることから始めるのも、当せんの近道かもしれませんよ〜。

「模倣も極まれば独創を生む」by 白州正子

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回のおすすめN3は、第5643回終了
現在、第5589回より54回出現なしの
3桁プラス[9]狙いで 5点。

[018] [090] [270] [324] [450]


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[「真似る」]

2021年3月10日
「ふにゃぁ〜〜お、みにゃの者、余は
苦しゅうにゃいぞ」心情城のにゃん殿
様が、大きなあくびをしながら側近を
呼び寄せました。

「これから、きん姫、アイ姫、アタリ
ッチ腰元、宿屋の女将里ちゃん、ドス
コイ料亭の女将葵さん、ちりめん問屋
のプリ衛門、花やのとさかっち、毛む
くじゃ〜らの一同で、一列になって大
名行列に参るぞよにゃん」

「にゃん殿様に続くナリよ。ついてこ
ない者は、きんっちがお尻ぺんぺんす
るざます」きん姫が、かわら版を棒状
に丸めてフリフリ、ウィウンクして言
いました。

「にゃん殿様〜♪頑張ってネン↑みん
なにパワー炸裂送るネン!アタリッチ
パワーやネン、うっふ〜ん♪」アタリ
ッチ腰元が、キラキラでメタリックな
ポンポンをフリフリ応援しました。

「おいおいアタリッチ姉ヤン、あんた
はんも一緒に大名行列するんやで〜。
プリ衛門は年寄りやさかいやめとくわ
〜。いや、混浴の入浴シーンもあるな
らついて行ってもいいかな〜?」ちり
めん問屋のプリ衛門が、鼻の下をでれ
〜んとのばして言いました。

先導の旗持ちの「下に〜下に〜♪」と
の声にあわせ百姓・町人などは脇に寄
り平伏しています。

孝行息子のマサ君が足腰の立たない父
親を背負って、にゃん殿様のお通りを
拝ませていると……。

それがにゃん殿様の目にとまりました。
「感心な若者だにゃん。褒美をつかわ
すにゃん」マサ君は、沢山の褒美を頂
きました。

その話を聞いた親不幸で評判男のたつ
蔵は、「マサの野郎うまいことしやが
ったがな〜、おいらも真似をして褒美
にありつくだがね〜」と言いました。

次のにゃん殿様のお通りに、嫌がる父
親を無理やり背負って道ばたで待ち受
けておりました。

ところが、お側づきの家来が、たつ蔵
は親不孝者だと知っていて、「あいつ
は褒美めあてに、あんな真似をしてお
ります。けしからぬ奴でございます」
と申し上げました。

おとがめかと思いきや、にゃん殿様は
「よしよし、うそでもよいにゃん、褒
美をつかわすにゃん。親不孝者が孝行
の真似をするとは感心な奴だにゃん。
褒めてつかわすにゃん」と言いました。

にゃん殿様の領内では、褒美欲しさに
親孝行の真似がはやり出します。それ
が嘘でも、真似でも、親孝行の行いを
されると、老人達は大変喜びました。

それから月日が経つと、喜ぶ老人の姿
をみて若者達もうれしくなり、心から
親を大切にするようになったとさ。

おしまい。


人生のすべては、善い行いも悪い行いも「真似る」ことから始まります。学ぶは真似ぶ、です。行動を真似することで、そこで初めてわかることがあります。真似をしなければ(外から見ているだけでは)決して分からないなにかが、そこには隠されているのです。

ナンバーズが当たらないと嘆いている人は、当たった人の真似をすることから始めるのも、当せんの近道かもしれませんよ〜。

「模倣も極まれば独創を生む」by 白州正子

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回のおすすめN3は、第5643回終了
現在、第5589回より54回出現なしの
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