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[「数字結びの神さま」中編]

2020年11月25日
第5566回[842]ミニ[*41]114口!撃沈
第5568回[346]ミニ[*41]114口!撃沈
~~~~~~~~~~~~~~~~~
暮れなずむ空に
一番星の小さな光が
とても愛おしい

ここは神々が宿る島
宝島
砂浜で遊んでいた
子供たちが
走って家路へと急ぐ

夜風が潮の香を運び
優しく 頬をなでる
小さな波音が
足元でささやく

今はただここに
いるだけでいい

あなたのとなりに
いるだけで……


ヨーデルの森の奥へと向かうシイちゃんは、仁王立ち温泉で一泊することにしました。露店風呂に浸かり、勝ち勝ち山の紅葉を見ながら、旅の疲れをとる。

隣の岩風呂から、にぎやかな声が聞こえてきた。「ワーオ↑キャー↑マジのすけ〜↑にゃにゃにゃん君んや〜、夢じゃナイネン。マジでうれシーサー↑MAXやあ〜。あ〜ん↑あたしがお背中流すわあ〜♪」「いやや〜、うちが背中も前も流したるねん♪オッホホホ」


ありのままの
キミが
好きだから

いつでも
そばにいるよ

何処に居ても
見守ってるね

ありがとう

それがあなたの
最後のコトノハでしたね。。

願いがひとつ
叶うなら

迷わず願う
時を戻して……

見上げる 夜空
満月に祈る

また あなたにアイタイ

もう一度 アノ場所に
もどることができたら

もう一度 アノ時間に
もどることができたら

想い出が遠く
色あせても

また あなたにアイタイ

どんな出会いでも
かまわない

その人が あなたなら
コトノハを交わす
ことができるのなら

もし そのとき
あなたが smileだったら
わたしは それで充分だ


朝食をすませ温泉を後にする。森の奥をしばらく歩いていると、茶畑が視界に入った。アゴを前に突き出し、内またで歩くおじさんが、でんぐり返しを繰り返している。

「あの〜、すみません。あなたは茶畑のオーナーさんですか?どうして何度もでんぐり返しをしてるのですか?」

「宝島杯の〜、ナンバーズ語呂合わせ大会で〜、勝ったときの〜、ガッツポーズの練習をしててん」

夫とになる茶畑の男を見つけると、シイちゃんは言いました。「あたしは、あなたの嫁になる者です。今日からここに置いてもらいます」

「フ〜フ〜熱っ!」それを聞いた茶畑の内またおじさんは、びっくりして、飲みかけていたお茶を吹き出しました。

「いきなりそんな事を言われても〜、おらは知らんぞ〜。第一、おらはめっちゃ貧乏やねん。嫁をもらうどころではないねん。それに〜、あんたみたいなべっぴんさんは〜、もっと良い家に行ったほうがええんちゃうか〜」

「いいえ、あなたが何と言おうと、これは父、……結びの神さまが決めた事です。では、ここに荷物を置かせてもらいます」

「そんな事を〜、言われても……」茶畑の男は反対しましたが、シイちゃんは強引に嫁となって、住み着いてしまいました。

あっと言う間に3ヵ月が過ぎ、お正月が近づいてきました。もともと貧乏な家に2人が暮らす事になったので、家の米はたちまちなくなってしまいました。

米びつをひっくり返しても、一粒の米も残っていません。

「あなた、お米がなくなりました。どうしましょう?」


――つづく。

今回のおすすめN3は、第5570回終了現在、第5520回より50回出現なしの3桁プラス[15]狙いで 5点継続。

[078][096][537][546][582]


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暮れなずむ空に
一番星の小さな光が
とても愛おしい

ここは神々が宿る島
宝島
砂浜で遊んでいた
子供たちが
走って家路へと急ぐ

夜風が潮の香を運び
優しく 頬をなでる
小さな波音が
足元でささやく

今はただここに
いるだけでいい

あなたのとなりに
いるだけで……


ヨーデルの森の奥へと向かうシイちゃんは、仁王立ち温泉で一泊することにしました。露店風呂に浸かり、勝ち勝ち山の紅葉を見ながら、旅の疲れをとる。

隣の岩風呂から、にぎやかな声が聞こえてきた。「ワーオ↑キャー↑マジのすけ〜↑にゃにゃにゃん君んや〜、夢じゃナイネン。マジでうれシーサー↑MAXやあ〜。あ〜ん↑あたしがお背中流すわあ〜♪」「いやや〜、うちが背中も前も流したるねん♪オッホホホ」


ありのままの
キミが
好きだから

いつでも
そばにいるよ

何処に居ても
見守ってるね

ありがとう

それがあなたの
最後のコトノハでしたね。。

願いがひとつ
叶うなら

迷わず願う
時を戻して……

見上げる 夜空
満月に祈る

また あなたにアイタイ

もう一度 アノ場所に
もどることができたら

もう一度 アノ時間に
もどることができたら

想い出が遠く
色あせても

また あなたにアイタイ

どんな出会いでも
かまわない

その人が あなたなら
コトノハを交わす
ことができるのなら

もし そのとき
あなたが smileだったら
わたしは それで充分だ


朝食をすませ温泉を後にする。森の奥をしばらく歩いていると、茶畑が視界に入った。アゴを前に突き出し、内またで歩くおじさんが、でんぐり返しを繰り返している。

「あの〜、すみません。あなたは茶畑のオーナーさんですか?どうして何度もでんぐり返しをしてるのですか?」

「宝島杯の〜、ナンバーズ語呂合わせ大会で〜、勝ったときの〜、ガッツポーズの練習をしててん」

夫とになる茶畑の男を見つけると、シイちゃんは言いました。「あたしは、あなたの嫁になる者です。今日からここに置いてもらいます」

「フ〜フ〜熱っ!」それを聞いた茶畑の内またおじさんは、びっくりして、飲みかけていたお茶を吹き出しました。

「いきなりそんな事を言われても〜、おらは知らんぞ〜。第一、おらはめっちゃ貧乏やねん。嫁をもらうどころではないねん。それに〜、あんたみたいなべっぴんさんは〜、もっと良い家に行ったほうがええんちゃうか〜」

「いいえ、あなたが何と言おうと、これは父、……結びの神さまが決めた事です。では、ここに荷物を置かせてもらいます」

「そんな事を〜、言われても……」茶畑の男は反対しましたが、シイちゃんは強引に嫁となって、住み着いてしまいました。

あっと言う間に3ヵ月が過ぎ、お正月が近づいてきました。もともと貧乏な家に2人が暮らす事になったので、家の米はたちまちなくなってしまいました。

米びつをひっくり返しても、一粒の米も残っていません。

「あなた、お米がなくなりました。どうしましょう?」


――つづく。

今回のおすすめN3は、第5570回終了現在、第5520回より50回出現なしの3桁プラス[15]狙いで 5点継続。

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