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[「必当☆予想人V」最終話]

2020年11月11日
第5554回[481]を[841]SB当せん♪
必当☆予想人のおすすめ数字でした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~
【前回までのあらすじ】
コロリ菌の感染が広がり、夜の商売で売り上げが激減した女将のお里は、必当予想人に、富くじの予想を頼む。予想人のパラ親分は、今回の依頼を一番弟子の浮世絵師ゴロに任せることにした。

「そりゃそうとお里さんから依頼されていた、富くじ予想を早く届けないとね」と新生菜は言った。

「あたしが選んだ予想数字は、合計「13」の中から、[157][355][490][670][841]。この5点でお願いしましゅ。大当たりしてくれるいいな」とゴロは言った。


朝から暑かった。お天道さまには照りつけられ、からからに乾いた道から漂い昇る熱気にあてられ、どうかするとめまいを感じるほどだった。

請負人の新生菜は、口元をおおっていた手ぬぐいをほどき、額から流れる落ちる汗をふいた。

お里から依頼されていた、富くじ予想を届けに、乏しい日陰をたどって歩いていたが、さすがの新生菜も足取りが鈍く、汗だくで喉はからからで、井戸の水を底まで飲み干しやろうと思った。

「お里さん、水、水を一杯ください」新生菜は湯呑の水を一気に飲み干すと、ふところから予想を書いた巻紙を出して、お里に手渡した。

「えっ!?ええ〜?二ヶ月半後の神無月の二十九日に[157][355][490][670][841]の五つを買えって?ちょっと遅くはないかい!」巻紙を広げたお里はあきれた顔をして言った。

「いやぁ〜、それがね〜、占い師の黒闇天女のおつげが、この日に確実に来るって出たもんでね〜。それまで待っておくれよ〜」新生菜は汗をふきながらすまなそうに言った。


──二ヶ月半後

秋の風に、どこからともなくふわっと甘い香りの金木犀が漂ってきた。日が暮れるのが早くなり、夕方は涼しさが肌寒さに変わった午後八時、第5554回の富くじ抽せんが行われた。

手動式小型風車型抽せん機に三本の矢が刺さる。「4、8…1。抽せん数字は『481』に決まりました」。

「予想人さん、ありがとう。コロリ菌を除去する、とびっきり性能がいい空気清浄機が買えるわ。1台はあるけど、あと1台欲しかったのよ」お里は言った。


大役を果たした浮世絵師のゴロは、アマビエの絵を描いて、コロリ退散護符を作り大金を手にしたのだった。そして、何でも手に入れることができる、よろずやのでーぶに欲しくてたまらなかったある物を頼んだ。

「ゴロさん、欲しがってた物がやっと手に入りやした」よろずやのでーぶはキラキラと光る丸い板を八枚渡した。

「でーぶさんありがとう。ぱら親びんの電脳箱(パソコン)を借りて観るでしゅ」

「韓国の財閥令嬢が、大凧に乗っていたら、突然竜巻に巻き込まれ北朝鮮に不時着した。そこに北朝鮮の優秀な軍人が現れる……」

韓国と北朝鮮、南北に引き裂かれた宿命の愛の行方に、誰もが涙した恋愛演劇『愛の不時着』。

「ゴロちゃん、これが韓国で流行ってたという韓流演劇なんだね。パラも観てみるばい」


──六日後

「ゴロちゃん、女房と一緒に一気に観たばい。ゆんせりが可愛かったな〜。じょんひょくもかっこよかったな。大笑いして、ボロボロ泣いて、めっちゃ面白かったばい。主役の二人だけじゃなく、北朝鮮のおばちゃんたちや、部下の中隊員四人も個性がきわだって最高やったばい」

コロリ禍で外出自粛する多くの人が、「愛の不時着」に救われたと話す。今はつらい状況でも、この韓流演劇を観れば、生きる希望が湧いてくるはずだ。ただし、手ぬぐいを忘れずに。


おしまい。

後日談:「いや〜長かったなぁ〜。たしか、梅雨の最中『愛の不時着』を観終わったころ?予想したはずだから、最終話を迎えるため、修正に修正を重ね、半年近くこの数字を買い続けたことになるのか〜。大赤字になったけど……、どうにか完結できて、めでたしめでたし」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回のおすすめN3は、第5560回終了現在、第5451回より109回出現なしの[57]ボックスペア狙いで 10点継続。

[570][571][572][573][574]
[575][576][577][578][579]


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2020年11月11日
第5554回[481]を[841]SB当せん♪
必当☆予想人のおすすめ数字でした。

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【前回までのあらすじ】
コロリ菌の感染が広がり、夜の商売で売り上げが激減した女将のお里は、必当予想人に、富くじの予想を頼む。予想人のパラ親分は、今回の依頼を一番弟子の浮世絵師ゴロに任せることにした。

「そりゃそうとお里さんから依頼されていた、富くじ予想を早く届けないとね」と新生菜は言った。

「あたしが選んだ予想数字は、合計「13」の中から、[157][355][490][670][841]。この5点でお願いしましゅ。大当たりしてくれるいいな」とゴロは言った。


朝から暑かった。お天道さまには照りつけられ、からからに乾いた道から漂い昇る熱気にあてられ、どうかするとめまいを感じるほどだった。

請負人の新生菜は、口元をおおっていた手ぬぐいをほどき、額から流れる落ちる汗をふいた。

お里から依頼されていた、富くじ予想を届けに、乏しい日陰をたどって歩いていたが、さすがの新生菜も足取りが鈍く、汗だくで喉はからからで、井戸の水を底まで飲み干しやろうと思った。

「お里さん、水、水を一杯ください」新生菜は湯呑の水を一気に飲み干すと、ふところから予想を書いた巻紙を出して、お里に手渡した。

「えっ!?ええ〜?二ヶ月半後の神無月の二十九日に[157][355][490][670][841]の五つを買えって?ちょっと遅くはないかい!」巻紙を広げたお里はあきれた顔をして言った。

「いやぁ〜、それがね〜、占い師の黒闇天女のおつげが、この日に確実に来るって出たもんでね〜。それまで待っておくれよ〜」新生菜は汗をふきながらすまなそうに言った。


──二ヶ月半後

秋の風に、どこからともなくふわっと甘い香りの金木犀が漂ってきた。日が暮れるのが早くなり、夕方は涼しさが肌寒さに変わった午後八時、第5554回の富くじ抽せんが行われた。

手動式小型風車型抽せん機に三本の矢が刺さる。「4、8…1。抽せん数字は『481』に決まりました」。

「予想人さん、ありがとう。コロリ菌を除去する、とびっきり性能がいい空気清浄機が買えるわ。1台はあるけど、あと1台欲しかったのよ」お里は言った。


大役を果たした浮世絵師のゴロは、アマビエの絵を描いて、コロリ退散護符を作り大金を手にしたのだった。そして、何でも手に入れることができる、よろずやのでーぶに欲しくてたまらなかったある物を頼んだ。

「ゴロさん、欲しがってた物がやっと手に入りやした」よろずやのでーぶはキラキラと光る丸い板を八枚渡した。

「でーぶさんありがとう。ぱら親びんの電脳箱(パソコン)を借りて観るでしゅ」

「韓国の財閥令嬢が、大凧に乗っていたら、突然竜巻に巻き込まれ北朝鮮に不時着した。そこに北朝鮮の優秀な軍人が現れる……」

韓国と北朝鮮、南北に引き裂かれた宿命の愛の行方に、誰もが涙した恋愛演劇『愛の不時着』。

「ゴロちゃん、これが韓国で流行ってたという韓流演劇なんだね。パラも観てみるばい」


──六日後

「ゴロちゃん、女房と一緒に一気に観たばい。ゆんせりが可愛かったな〜。じょんひょくもかっこよかったな。大笑いして、ボロボロ泣いて、めっちゃ面白かったばい。主役の二人だけじゃなく、北朝鮮のおばちゃんたちや、部下の中隊員四人も個性がきわだって最高やったばい」

コロリ禍で外出自粛する多くの人が、「愛の不時着」に救われたと話す。今はつらい状況でも、この韓流演劇を観れば、生きる希望が湧いてくるはずだ。ただし、手ぬぐいを忘れずに。


おしまい。

後日談:「いや〜長かったなぁ〜。たしか、梅雨の最中『愛の不時着』を観終わったころ?予想したはずだから、最終話を迎えるため、修正に修正を重ね、半年近くこの数字を買い続けたことになるのか〜。大赤字になったけど……、どうにか完結できて、めでたしめでたし」

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今回のおすすめN3は、第5560回終了現在、第5451回より109回出現なしの[57]ボックスペア狙いで 10点継続。

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