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[当☆予想人!番外編」第2話]

2020年2月26日
最近さいころバクチにはまっている占い師の黒闇天女は、パラが狐を化かした話を聞くと、何やらひらめいたらしく、そそくさと狐の巣穴へと向かった。

ぼた餅を美味しそうに食べている子狐に、「きつねは何でも化けられる」ちゅうのは、ホンマかい?と黒闇天女は聞いた。

ゴン:うん、ボクの名前はゴン。まだ子狐やから何でも化けられないけど、知ってるものなら化けられるよ。

天女:そうか……ほんなら、さいころに化けてみてくれへんか?

占いが本業やねんけど、賭け事も好きやねん。ここのところ目がつかん、負け続けや。

そこでゴンちゃんがさいころになって、うちが「三やで」ちゅうたら三の目、「六や」ちゅうたら六の目ぇ出してみぃ、これまでの負けすっかり取り返せるがな。

えらいすまんけど、さいころに化けてくれへん。

ゴン:あの〜、さいころ……って、どんなものですか?

天女:ゴンちゃん、さいころ知らんのかいな?なんぎやなぁ、子狐やさかいなぁ……。

あっ、そうそう、表通りのおもちゃ屋の軒に、看板代わりに大きいて四角いのがぶら下げてあるやろ。あれに化けてや。

ゴン:あぁ、あれね。あれならよく知ってるよ。

天女:はは、狐でもさすが子供やな。おもちゃ屋の看板ちゅうたら知ってんねやな……。

なになに、きっかけが要る?手を叩いてくれ……?はぁ、しゃあない。ほんならいくで、ひ〜、ふ〜、み〜。(パン!)

おぉっ、こらうまいこと化けよったなぁ、知らんやつが見よったら、どう見てもさいころや。はぁ、こらええで。こら誰でも信用してしまうで……。

(よっと!ころころ……)

ゴン:そう、ころころ転がさんといて、目が回ってしまうよぉ。

天女:さいころちゅうもんは転がるもんや。転がらんかったらさいころちゃうで。ほんなら、ゴンちゃん、今から転がすさかい、数だしてな。

ほないくで〜よっと……ほう、二か。よっしゃ、もう一回。よっと……二か。よっと……二か。て、ゴンちゃん、二しか知らんのかいな?

ゴン:二がいちばん楽なのです。
 
天女:なんで二が楽なんや? 

ゴン:こう、上向いて目を開いただけですから……。

天女:ほぅ、これ目ン玉なんか。自分のからだをうまいこと使いよんねんなぁ。けどなぁ、ゴンちゃん、おんなじ数ばっかりでは具合悪い。違う数出してや、違う数。

よっと……次は一か。やっぱり、一は上向いて片目つむんのんかいな?

ナニ?違う?逆立ちして、尻を……これ尻の穴かいな……そう言うたらなんやプーンと臭うで……ま、まぁええわ
……。

よっしゃ練習はもうええやろ、ゴンちゃん、今からバクチに行くで。

――黒闇天女は、子狐ゴンの化けたさいころを懐に入れて、バクチ場へと向かいました。


──つづく。

今回のおすすめN3は、第5375回終了現在、第5304回より71回出現なしの十の位未出現[5]を軸にして、『百※一』ペア未出現を当てはめ5点。

@ [2※8] 4821回★★★★★(MAX)
A [8※3] 4836回★★★★★
B [9※9] 4963回★★★★★
C [2※1] 5051回★★★
D [0※8] 5086回★★
E [6※8] 5091回★より出現なし。

50番台のミニも期待大!……って言うか、早く十の位[5]の呪縛から解放されたいばい。。

[058][251][258][853][959]


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[当☆予想人!番外編」第2話]

2020年2月26日
最近さいころバクチにはまっている占い師の黒闇天女は、パラが狐を化かした話を聞くと、何やらひらめいたらしく、そそくさと狐の巣穴へと向かった。

ぼた餅を美味しそうに食べている子狐に、「きつねは何でも化けられる」ちゅうのは、ホンマかい?と黒闇天女は聞いた。

ゴン:うん、ボクの名前はゴン。まだ子狐やから何でも化けられないけど、知ってるものなら化けられるよ。

天女:そうか……ほんなら、さいころに化けてみてくれへんか?

占いが本業やねんけど、賭け事も好きやねん。ここのところ目がつかん、負け続けや。

そこでゴンちゃんがさいころになって、うちが「三やで」ちゅうたら三の目、「六や」ちゅうたら六の目ぇ出してみぃ、これまでの負けすっかり取り返せるがな。

えらいすまんけど、さいころに化けてくれへん。

ゴン:あの〜、さいころ……って、どんなものですか?

天女:ゴンちゃん、さいころ知らんのかいな?なんぎやなぁ、子狐やさかいなぁ……。

あっ、そうそう、表通りのおもちゃ屋の軒に、看板代わりに大きいて四角いのがぶら下げてあるやろ。あれに化けてや。

ゴン:あぁ、あれね。あれならよく知ってるよ。

天女:はは、狐でもさすが子供やな。おもちゃ屋の看板ちゅうたら知ってんねやな……。

なになに、きっかけが要る?手を叩いてくれ……?はぁ、しゃあない。ほんならいくで、ひ〜、ふ〜、み〜。(パン!)

おぉっ、こらうまいこと化けよったなぁ、知らんやつが見よったら、どう見てもさいころや。はぁ、こらええで。こら誰でも信用してしまうで……。

(よっと!ころころ……)

ゴン:そう、ころころ転がさんといて、目が回ってしまうよぉ。

天女:さいころちゅうもんは転がるもんや。転がらんかったらさいころちゃうで。ほんなら、ゴンちゃん、今から転がすさかい、数だしてな。

ほないくで〜よっと……ほう、二か。よっしゃ、もう一回。よっと……二か。よっと……二か。て、ゴンちゃん、二しか知らんのかいな?

ゴン:二がいちばん楽なのです。
 
天女:なんで二が楽なんや? 

ゴン:こう、上向いて目を開いただけですから……。

天女:ほぅ、これ目ン玉なんか。自分のからだをうまいこと使いよんねんなぁ。けどなぁ、ゴンちゃん、おんなじ数ばっかりでは具合悪い。違う数出してや、違う数。

よっと……次は一か。やっぱり、一は上向いて片目つむんのんかいな?

ナニ?違う?逆立ちして、尻を……これ尻の穴かいな……そう言うたらなんやプーンと臭うで……ま、まぁええわ
……。

よっしゃ練習はもうええやろ、ゴンちゃん、今からバクチに行くで。

――黒闇天女は、子狐ゴンの化けたさいころを懐に入れて、バクチ場へと向かいました。


──つづく。

今回のおすすめN3は、第5375回終了現在、第5304回より71回出現なしの十の位未出現[5]を軸にして、『百※一』ペア未出現を当てはめ5点。

@ [2※8] 4821回★★★★★(MAX)
A [8※3] 4836回★★★★★
B [9※9] 4963回★★★★★
C [2※1] 5051回★★★
D [0※8] 5086回★★
E [6※8] 5091回★より出現なし。

50番台のミニも期待大!……って言うか、早く十の位[5]の呪縛から解放されたいばい。。

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