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[「必当☆予想人U」第3話]

2019年11月27日
第5313回[204]を[024]SB当せん♪前回コラムの新生菜の予想数字でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
体調を崩した髪結いのパラは、蘭方医のべトルK先生に診てもらうことにした。

最新の医術は、驚きの連続である。なんと尻の穴から、細長いひも状の撮影機を入れて、はらわたの中を見ることができるのだ。

「うぅ〜、痛っ!」
初体験なので、変な声が漏れそうだ。

観察装置画面を他人事のように見ていると、先生の手の動きが止まる。

「ココニ腫レ物ガアリマスネ……、少シ切リ取ッテ詳シク調ベテミマショウ。十日後、身内ノ方ト一緒ニ来テクダサイ」

Σ(|||▽||| )ガーン

髪結いのパラは、性質の悪い腫れ物で、あっちに一つ、こっちに二つと広がっていたら……と思うと、夜も眠れない。食欲、物欲・色欲も失せ、あっと言う間に一貫(3.75キロ)ほど痩せてしまった。

世間では、忌み嫌われている数字「4」。あまり気にしたことはなかったけれど……、「死」を意識すると、「4」という数字は見るのも嫌で、避けたい数字の一つになってしまった。

そう思う人は、オイラだけではないはずだ。富くじにも「4」を避ける人は多いと思う。軸数字に「4」を入れれば、当籤者も少なく、きっと配当も高くなるだろう。

……十日後、検査の結果を聞くため、女房を連れて、先生の診察室を訪ねた。

「ドウゾオ入リ下サイ」
心の臓がどきんどきんと脈を打つ……。


――十日前。

「あんた、診たてはどうだったのかい?」

「いや……、でっけえ腫れ物があったよ。たぶん……、もう……、長生きできねぇだろうな?」

「何、バカなこといってるんだい。まだ寺子屋通いしてる子が、三人もいるんだよ……、縁起でもないこといわないでよ」

「オイラだって、子の行く末を見守りてぇよ……」

まるでお通夜のように暗く沈んだ顔をして、片時も手放さなかった煙草もやめ、長い長い眠れぬ十日間を過ごしたのだった。


「ドウゾコチラニオ座リ下サイ、コノ腫レ物ハ良性腫瘍(腺腫)デス。悪性デハアリマセンヨ」

「せ、先生、ほんとですか?」
(´▽`) ホッ安堵のため息が漏れる。女房のほほに一筋の涙がつたう。

(ごめんな。心配かけっちまったな)
(ほんとによかったねぇ。。あんた)
言葉にださず、目と目で語り合う。

「シカシ、切リ除ク手術ヲシマショウ」
「先生、よろしくお願いします」

師走(12月)に手術をすることになった髪結いのパラは、精神的に元気を取り戻し、依頼を受けていた「水・金曜日予想」に取り掛かることにした。

「とりあえず悪性じゃなくて良かったじゃない。煙草もやめたんだってね。あたしゃ、パラ親分を見直したよ。それはそうとあたしが予想した世の中銭よの『024』が木曜日だけど『204』が出てぼっくす当りしたよ。今度は水曜か金曜にズバリ出ると思うよ」と請負人の新生菜は、腰をさすりながら言った。


──つづく。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回のおすすめN3は、第5314回終了現在、第5275回より39回出現なしの3けたプラス[19]狙いで5点。

[289] [388] [586] [784] [991]


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第5313回[204]を[024]SB当せん♪前回コラムの新生菜の予想数字でした。
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体調を崩した髪結いのパラは、蘭方医のべトルK先生に診てもらうことにした。

最新の医術は、驚きの連続である。なんと尻の穴から、細長いひも状の撮影機を入れて、はらわたの中を見ることができるのだ。

「うぅ〜、痛っ!」
初体験なので、変な声が漏れそうだ。

観察装置画面を他人事のように見ていると、先生の手の動きが止まる。

「ココニ腫レ物ガアリマスネ……、少シ切リ取ッテ詳シク調ベテミマショウ。十日後、身内ノ方ト一緒ニ来テクダサイ」

Σ(|||▽||| )ガーン

髪結いのパラは、性質の悪い腫れ物で、あっちに一つ、こっちに二つと広がっていたら……と思うと、夜も眠れない。食欲、物欲・色欲も失せ、あっと言う間に一貫(3.75キロ)ほど痩せてしまった。

世間では、忌み嫌われている数字「4」。あまり気にしたことはなかったけれど……、「死」を意識すると、「4」という数字は見るのも嫌で、避けたい数字の一つになってしまった。

そう思う人は、オイラだけではないはずだ。富くじにも「4」を避ける人は多いと思う。軸数字に「4」を入れれば、当籤者も少なく、きっと配当も高くなるだろう。

……十日後、検査の結果を聞くため、女房を連れて、先生の診察室を訪ねた。

「ドウゾオ入リ下サイ」
心の臓がどきんどきんと脈を打つ……。


――十日前。

「あんた、診たてはどうだったのかい?」

「いや……、でっけえ腫れ物があったよ。たぶん……、もう……、長生きできねぇだろうな?」

「何、バカなこといってるんだい。まだ寺子屋通いしてる子が、三人もいるんだよ……、縁起でもないこといわないでよ」

「オイラだって、子の行く末を見守りてぇよ……」

まるでお通夜のように暗く沈んだ顔をして、片時も手放さなかった煙草もやめ、長い長い眠れぬ十日間を過ごしたのだった。


「ドウゾコチラニオ座リ下サイ、コノ腫レ物ハ良性腫瘍(腺腫)デス。悪性デハアリマセンヨ」

「せ、先生、ほんとですか?」
(´▽`) ホッ安堵のため息が漏れる。女房のほほに一筋の涙がつたう。

(ごめんな。心配かけっちまったな)
(ほんとによかったねぇ。。あんた)
言葉にださず、目と目で語り合う。

「シカシ、切リ除ク手術ヲシマショウ」
「先生、よろしくお願いします」

師走(12月)に手術をすることになった髪結いのパラは、精神的に元気を取り戻し、依頼を受けていた「水・金曜日予想」に取り掛かることにした。

「とりあえず悪性じゃなくて良かったじゃない。煙草もやめたんだってね。あたしゃ、パラ親分を見直したよ。それはそうとあたしが予想した世の中銭よの『024』が木曜日だけど『204』が出てぼっくす当りしたよ。今度は水曜か金曜にズバリ出ると思うよ」と請負人の新生菜は、腰をさすりながら言った。


──つづく。

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今回のおすすめN3は、第5314回終了現在、第5275回より39回出現なしの3けたプラス[19]狙いで5点。

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