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[「心情」番外編3]

2019年6月12日
『心情城物語』中編2
原作:森山愛 脚色:にゃん

デォナーショーの会場に一番乗りした里ちゃんは、手鏡を覗いて入れ歯をはめ直し、紅い口紅を小指でサッと塗りました。「あら、やだわ〜。この前の夕餉の唄会で、大介さまからいただいたべっ甲のかんざしがないわ。。」里ちゃんは、巾着の中身をすべて放り出して探しました。

「もしかしてお探しのかんざしは、こちらでござんしょうか?」

里ちゃんが顔を上げると、前髪をちょろっと垂らした大介さまが、金剛石をたくさん散りばめた黄金のかんざしを持って、白い歯をキラッと輝かせました。

「えっ!黄金のかんざし?違います。わたくしの探してるのは、以前大介さまから、わたくしの髷に直接さして頂いたべっ甲のかんざしでござります」

「うん♪覚えてますよ。里ちゃんでしょ。里ちゃんは正直者だね。この黄金のかんざしもよく似合うよ。そうそう里ちゃん、デォナーショーってどんなショー?くくく。今日は里ちゃんのために歌を作ってきたよ」そう言うと大介さんは、黄金のかんざしを里ちゃんの髷にさして、マイクを握りました。

♪おまえが忘れて行った
べっ甲のかんざしに
頬を寄せたとき
愛に気がついた
やすらぎ探そう
俺も孤独な男だよ
ぬくもりを分けてくれ
夜風が寒い
里ちゃん 里ちゃん
「里ちゃん 会いたいよ……」
俺は待ってるぜ♪

「あららら……、はずかしいわ。ディナーショーでした。大ちゃん、間違えちゃった。ごめんね。歌もありがとう嬉しくて涙がでちゃう、女の子だもん」

元気とパワーと二人で写った写真とサインを頂き、楽しいディナーショーの一時を過ごしました。里ちゃんは、お礼に袖の中のつぶれた赤福を大介さまにさしあげました。

朝の一万歩栗屋も無事に終わり、空には星が瞬きだした戌の刻。ハットリ忍者たつ蔵は、ちりめん問屋のプリ衛門を横目でチラッとにらみました。手にはキラッと光る包丁を持ち、満月に向け掲げました。

「た、たつ蔵まさか、その包丁でプリちゃんを……。や、やめるんや!プリちゃんを料理しても、脂肪ばかりで不味いんやで〜」プリ衛門が言いました。

ブフォッ!

「何や、何やいまのは〜。すごい地鳴りがしたで。それにしても匂うな〜。プリちゃん気絶しそうやで〜」

「すまん、プリ兄ぃがさぁ〜、そんなアホな事思ってることがおかしくて、つい放屁してもうたわ。さっきなぁ、アイ姫が大切に隠していた焼き芋を、蔵の中から見つけて、つまみ食いしてしまったがな。内緒やで〜。あいつは芋には目がないんやから」たつ蔵が言いました。


――つづく。


今回のN3 おすすめ予想数字は、第5189回終了現在、第5103回[210]より91回出現なしの、ボックスペア数字未出現ワースト1位「01」ペアを軸にして10点継続。それにしても出
てくれませんね。。由佳里さんのように自分を信じて、継続数字を信じて、当りが来るまで頑張ります。

「継続数字で待ってる同士達よ〜、『諦めたらそこで試合終了ですよ』数字の流れが変われば、必ず当たりがやってきます・・・たぶん(;^_^A」

[100][110][120][130][140]
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原作:森山愛 脚色:にゃん

デォナーショーの会場に一番乗りした里ちゃんは、手鏡を覗いて入れ歯をはめ直し、紅い口紅を小指でサッと塗りました。「あら、やだわ〜。この前の夕餉の唄会で、大介さまからいただいたべっ甲のかんざしがないわ。。」里ちゃんは、巾着の中身をすべて放り出して探しました。

「もしかしてお探しのかんざしは、こちらでござんしょうか?」

里ちゃんが顔を上げると、前髪をちょろっと垂らした大介さまが、金剛石をたくさん散りばめた黄金のかんざしを持って、白い歯をキラッと輝かせました。

「えっ!黄金のかんざし?違います。わたくしの探してるのは、以前大介さまから、わたくしの髷に直接さして頂いたべっ甲のかんざしでござります」

「うん♪覚えてますよ。里ちゃんでしょ。里ちゃんは正直者だね。この黄金のかんざしもよく似合うよ。そうそう里ちゃん、デォナーショーってどんなショー?くくく。今日は里ちゃんのために歌を作ってきたよ」そう言うと大介さんは、黄金のかんざしを里ちゃんの髷にさして、マイクを握りました。

♪おまえが忘れて行った
べっ甲のかんざしに
頬を寄せたとき
愛に気がついた
やすらぎ探そう
俺も孤独な男だよ
ぬくもりを分けてくれ
夜風が寒い
里ちゃん 里ちゃん
「里ちゃん 会いたいよ……」
俺は待ってるぜ♪

「あららら……、はずかしいわ。ディナーショーでした。大ちゃん、間違えちゃった。ごめんね。歌もありがとう嬉しくて涙がでちゃう、女の子だもん」

元気とパワーと二人で写った写真とサインを頂き、楽しいディナーショーの一時を過ごしました。里ちゃんは、お礼に袖の中のつぶれた赤福を大介さまにさしあげました。

朝の一万歩栗屋も無事に終わり、空には星が瞬きだした戌の刻。ハットリ忍者たつ蔵は、ちりめん問屋のプリ衛門を横目でチラッとにらみました。手にはキラッと光る包丁を持ち、満月に向け掲げました。

「た、たつ蔵まさか、その包丁でプリちゃんを……。や、やめるんや!プリちゃんを料理しても、脂肪ばかりで不味いんやで〜」プリ衛門が言いました。

ブフォッ!

「何や、何やいまのは〜。すごい地鳴りがしたで。それにしても匂うな〜。プリちゃん気絶しそうやで〜」

「すまん、プリ兄ぃがさぁ〜、そんなアホな事思ってることがおかしくて、つい放屁してもうたわ。さっきなぁ、アイ姫が大切に隠していた焼き芋を、蔵の中から見つけて、つまみ食いしてしまったがな。内緒やで〜。あいつは芋には目がないんやから」たつ蔵が言いました。


――つづく。


今回のN3 おすすめ予想数字は、第5189回終了現在、第5103回[210]より91回出現なしの、ボックスペア数字未出現ワースト1位「01」ペアを軸にして10点継続。それにしても出
てくれませんね。。由佳里さんのように自分を信じて、継続数字を信じて、当りが来るまで頑張ります。

「継続数字で待ってる同士達よ〜、『諦めたらそこで試合終了ですよ』数字の流れが変われば、必ず当たりがやってきます・・・たぶん(;^_^A」

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