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[「心情」番外編]

2019年4月24日
第5159回[984]を[84]ミニ当せん♪ご無沙汰の一の位[4]狙いでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『心情城物語』前編
原作:森山愛 脚色:にゃん

にゃ〜にゃ〜にゃ〜ん♪
早朝、毛むくじゃ〜らの鳴き声で心情城の夜が明ける。

「ふにゃぁ〜〜お、みにゃの者、余は苦しゅうにゃいぞ」心情城のにゃん殿様が、大きなあくびをしながら側近を呼び寄せました。

「これから、きん姫、アイ姫、アタリッチ腰元、宿屋の女将里ちゃん、ドスコイ料亭の女将葵さん、ちりめん問屋のプリ衛門、ハットリ忍者たつ蔵、花やのとさかっち、毛むくじゃ〜らの一同で、一列になって朝のウォーキングに参るでござるにゃん」

「にゃん殿様に続くナリよ。ついてこない者は、きんっちがお尻ぺんぺんするざます」きん姫が、かわら版を棒状に丸めてフリフリ、ウィウンクして言いました。

「にゃん殿様〜♪頑張ってネン↑みんなにパワー炸裂送るネン!アタリッチパワーやネン、うっふ〜ん♪」アタリッチ腰元が、キラキラでメタリックなポンポンをフリフリ、投げキッスで応援しました。

「おいおいアタリッチ姉ヤン、あんたはんも一緒にウォーキングするんやで〜。プリ衛門は年寄りやさかいやめとくわ〜。いや、混浴の入浴シーンもあるならついて行ってもいいかな〜?」ちりめん問屋のプリ衛門が、鼻の下をでれ〜んとのばして言いました。

「ドスコイわちきが、プリ衛門さんをおぶって行くじゃけんの〜、大丈夫じゃ〜ドスコイ!ドスコイ!」ドスコイ料亭の女将葵さんが、着物の裾をたくし上げ、しこを踏みながら言いました。

「さすがやわ、ドスコイ女将の葵さんやなぁ〜」アイ姫は、毛むくじゃ〜らを抱きしめて、うるうる目をしながら言いました。

「準備は出来たかにゃ?みにゃの者、出発するにゃん」

にゃん殿様一同は、カチカチ山のふもとに広がるヨーデルの森へと向かって歩きだしました。

ひんやりとした秋風が、金木犀の香りを運び、周囲の木の葉をさわさわと揺らしています。

右隣りにある混浴温泉『仁王立ちの湯』から、ヘグム(韓国の楽器)の悲しい音色に乗って歌声が聞こえてきました。

「♪涙でゆれるのに〜 空は青い〜♪心に見えた 風のゆくえ〜♪遠い〜 思い出には 帰る場所はないと もうすぐ道を埋める〜 花がささやく〜 ノウラ ノウラ♪」

こんな夜は 
空を見上げて
面影を浮かべる

どんなに遠くにいても
その思いは強くなる

こんなに愛しているのに
そばにいれない
風よ 風よ 私を乗せて
あの人のいるまちへ

月よ月よ どうかお願い
この想い伝えて 
愛する人へ

「いい歌だにゃん。どうしてだろう?涙があふれてくるにゃん。。誰がうたってるのだろう?」にゃん殿様は、目を閉じ耳をすましたて、じっとその場にたたずみました。

「あ〜れ〜、風が冷たくてセットした御髪が乱れるわ〜。大介さまのサイン会に行くのに〜。にゃん殿様、そんな歌聞いてないで早く出発しましょう。やっぱりそんなに、急がないでおくんなさいまし〜。里の入れ歯がガタガタ外れてしまいそうです。大介さまの次に、にゃん殿様が水筒(好いとぉ〜)よ〜」大介さま命の宿屋の里ちゃんが、丸髷の乱れ髪をかきあげながら言いました。

「さ、里ちゃん、色っぽいにゃ〜ん」にゃん殿様は、目をハート型にして、里ちゃんの白いうなじに視線を釘付けです。

「ちと疲れたばい。みにゃの者、あそこに見える他力本願寺の境内で休憩するでござるにゃん」

――つづく。

今回のおすすめN3は、第5159回終了現在、第5092回[704]より67回出現なしの3けたプラス[11]狙い。第5134回より25回出現なしの[偶奇偶]並びで10点。

[038] [092] [218] [236] [272]
[416] [434] [452] [470] [650]


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第5159回[984]を[84]ミニ当せん♪ご無沙汰の一の位[4]狙いでした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『心情城物語』前編
原作:森山愛 脚色:にゃん

にゃ〜にゃ〜にゃ〜ん♪
早朝、毛むくじゃ〜らの鳴き声で心情城の夜が明ける。

「ふにゃぁ〜〜お、みにゃの者、余は苦しゅうにゃいぞ」心情城のにゃん殿様が、大きなあくびをしながら側近を呼び寄せました。

「これから、きん姫、アイ姫、アタリッチ腰元、宿屋の女将里ちゃん、ドスコイ料亭の女将葵さん、ちりめん問屋のプリ衛門、ハットリ忍者たつ蔵、花やのとさかっち、毛むくじゃ〜らの一同で、一列になって朝のウォーキングに参るでござるにゃん」

「にゃん殿様に続くナリよ。ついてこない者は、きんっちがお尻ぺんぺんするざます」きん姫が、かわら版を棒状に丸めてフリフリ、ウィウンクして言いました。

「にゃん殿様〜♪頑張ってネン↑みんなにパワー炸裂送るネン!アタリッチパワーやネン、うっふ〜ん♪」アタリッチ腰元が、キラキラでメタリックなポンポンをフリフリ、投げキッスで応援しました。

「おいおいアタリッチ姉ヤン、あんたはんも一緒にウォーキングするんやで〜。プリ衛門は年寄りやさかいやめとくわ〜。いや、混浴の入浴シーンもあるならついて行ってもいいかな〜?」ちりめん問屋のプリ衛門が、鼻の下をでれ〜んとのばして言いました。

「ドスコイわちきが、プリ衛門さんをおぶって行くじゃけんの〜、大丈夫じゃ〜ドスコイ!ドスコイ!」ドスコイ料亭の女将葵さんが、着物の裾をたくし上げ、しこを踏みながら言いました。

「さすがやわ、ドスコイ女将の葵さんやなぁ〜」アイ姫は、毛むくじゃ〜らを抱きしめて、うるうる目をしながら言いました。

「準備は出来たかにゃ?みにゃの者、出発するにゃん」

にゃん殿様一同は、カチカチ山のふもとに広がるヨーデルの森へと向かって歩きだしました。

ひんやりとした秋風が、金木犀の香りを運び、周囲の木の葉をさわさわと揺らしています。

右隣りにある混浴温泉『仁王立ちの湯』から、ヘグム(韓国の楽器)の悲しい音色に乗って歌声が聞こえてきました。

「♪涙でゆれるのに〜 空は青い〜♪心に見えた 風のゆくえ〜♪遠い〜 思い出には 帰る場所はないと もうすぐ道を埋める〜 花がささやく〜 ノウラ ノウラ♪」

こんな夜は 
空を見上げて
面影を浮かべる

どんなに遠くにいても
その思いは強くなる

こんなに愛しているのに
そばにいれない
風よ 風よ 私を乗せて
あの人のいるまちへ

月よ月よ どうかお願い
この想い伝えて 
愛する人へ

「いい歌だにゃん。どうしてだろう?涙があふれてくるにゃん。。誰がうたってるのだろう?」にゃん殿様は、目を閉じ耳をすましたて、じっとその場にたたずみました。

「あ〜れ〜、風が冷たくてセットした御髪が乱れるわ〜。大介さまのサイン会に行くのに〜。にゃん殿様、そんな歌聞いてないで早く出発しましょう。やっぱりそんなに、急がないでおくんなさいまし〜。里の入れ歯がガタガタ外れてしまいそうです。大介さまの次に、にゃん殿様が水筒(好いとぉ〜)よ〜」大介さま命の宿屋の里ちゃんが、丸髷の乱れ髪をかきあげながら言いました。

「さ、里ちゃん、色っぽいにゃ〜ん」にゃん殿様は、目をハート型にして、里ちゃんの白いうなじに視線を釘付けです。

「ちと疲れたばい。みにゃの者、あそこに見える他力本願寺の境内で休憩するでござるにゃん」

――つづく。

今回のおすすめN3は、第5159回終了現在、第5092回[704]より67回出現なしの3けたプラス[11]狙い。第5134回より25回出現なしの[偶奇偶]並びで10点。

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