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[「My Library!」42]

2018年12月19日
『 My Library 』へようこそ~♪
今回は、現役の医師である「夏川草介」さんの作品をどどど~んと紹介します。ペンネームは大好きな作家の名前を並べただけと言う。夏は夏目漱石、川は川端康成、介は芥川龍之介で、草は漱石の「草枕」からだそうです。

第1作『神様のカルテ』は、第10回小学館文庫小説賞を受賞したデビュー作で、2009年8月に小学館から単行本が発売された。2010年に本屋大賞で2位となった。

作者はペンネームでもわかるように、夏目漱石が本当に好きなのでしょうね。話し方が古風で、奥さん(ハル)のことを細君と呼ぶ主人公(栗原一止)が、医者としての実体験?から出来た小説。信州の美しい風景や、登場人物の描写もよく出来ているので、読んでてほんわか癒される感じがします。

一止(いちと)は、信州にある本庄病院に勤務する内科医である。24時間365日などという看板を出しているせいで、3日寝ないことも日常茶飯事。そんな病院に勤める一止には最近、大学病院の医局から熱心な誘いがある。医局に行くか行かないかで一止の心は大きく揺れる。そんな中、兼ねてから入院していた安曇さんという癌患者がいた。看護師たちには人気者だが、彼女は「手遅れ」の患者だった。彼女の思いがけない贈り物により、一止は答えを出す。


第2作『神様のカルテ2』
本庄病院に残ることにした一止。新年度、相変わらずの激務の中、本庄病院の内科病棟に一止、そして一止の知人である砂山と大学の同窓であった新任の医師・進藤辰也が東京の病院から着任してきた。かつて"医学部の良心"と呼ばれた辰也の加入を喜ぶ一止。しかし、赴任直後の期待とは裏腹に、辰也の医師としての行動は学生時代の彼からは想像できない姿に変わっており、一止は戸惑う。そんな中、本庄病院に激震が走る事件が起こった。


第3作『神様のカルテ3』
内科部長である大狸先生の教え子・小幡先生が加わった本庄病院。彼女は研究熱心で優秀だが、治るために努力しない患者は診療しない。抗議する一止に「自己満足の偽善者」と言い放った小幡先生。が、言葉の裏にある彼女の過去を知った一止は、医師として生きてゆくための、重大な覚悟を決める。第5話の「宴」はうるっと来ました。


第4作『神様のカルテ0』
病院とは24時間365日、困った人がいれば手を差し伸べてくれる場所。この病院では、奇蹟が起きる。二度の映画化、二度の本屋大賞ノミネートを経て、一止とハルさんの物語は原点へ。このシリーズは1、2、3と読んで、今回0に戻って4作目を読破。医師国家試験直前の一止とその仲間たちの友情、本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対する事務長・金山弁二の不思議な交流、研修医となり本庄病院で働くことになった一止の医師としての葛藤と、山岳写真家である一止の妻・榛名の信念が描かれます。
おすすめ度は、★4つ。

4作とも心温まるストーリーで面白かった。今回このシリーズを書こうと思ったのは、82歳の私の父が永遠の眠りにつこうとしているからだ。医師から「もって12月いっぱいでしょうね……」と宣告されたちゃったよ。。「この年末の忙しいときに、なんて思うが……、もっと親孝行しとけばよかった。優しくいたわってやればよかった……」うぅ。。泣けてきた。。

――つづく。

今回のおすすめN3は、第5073回終了現在、第5037[594]回より36回出現なしの3けたプラス[18]狙いで5点。

[369][378][765][864][972]


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第1作『神様のカルテ』は、第10回小学館文庫小説賞を受賞したデビュー作で、2009年8月に小学館から単行本が発売された。2010年に本屋大賞で2位となった。

作者はペンネームでもわかるように、夏目漱石が本当に好きなのでしょうね。話し方が古風で、奥さん(ハル)のことを細君と呼ぶ主人公(栗原一止)が、医者としての実体験?から出来た小説。信州の美しい風景や、登場人物の描写もよく出来ているので、読んでてほんわか癒される感じがします。

一止(いちと)は、信州にある本庄病院に勤務する内科医である。24時間365日などという看板を出しているせいで、3日寝ないことも日常茶飯事。そんな病院に勤める一止には最近、大学病院の医局から熱心な誘いがある。医局に行くか行かないかで一止の心は大きく揺れる。そんな中、兼ねてから入院していた安曇さんという癌患者がいた。看護師たちには人気者だが、彼女は「手遅れ」の患者だった。彼女の思いがけない贈り物により、一止は答えを出す。


第2作『神様のカルテ2』
本庄病院に残ることにした一止。新年度、相変わらずの激務の中、本庄病院の内科病棟に一止、そして一止の知人である砂山と大学の同窓であった新任の医師・進藤辰也が東京の病院から着任してきた。かつて"医学部の良心"と呼ばれた辰也の加入を喜ぶ一止。しかし、赴任直後の期待とは裏腹に、辰也の医師としての行動は学生時代の彼からは想像できない姿に変わっており、一止は戸惑う。そんな中、本庄病院に激震が走る事件が起こった。


第3作『神様のカルテ3』
内科部長である大狸先生の教え子・小幡先生が加わった本庄病院。彼女は研究熱心で優秀だが、治るために努力しない患者は診療しない。抗議する一止に「自己満足の偽善者」と言い放った小幡先生。が、言葉の裏にある彼女の過去を知った一止は、医師として生きてゆくための、重大な覚悟を決める。第5話の「宴」はうるっと来ました。


第4作『神様のカルテ0』
病院とは24時間365日、困った人がいれば手を差し伸べてくれる場所。この病院では、奇蹟が起きる。二度の映画化、二度の本屋大賞ノミネートを経て、一止とハルさんの物語は原点へ。このシリーズは1、2、3と読んで、今回0に戻って4作目を読破。医師国家試験直前の一止とその仲間たちの友情、本庄病院の内科部長・板垣(大狸)先生と敵対する事務長・金山弁二の不思議な交流、研修医となり本庄病院で働くことになった一止の医師としての葛藤と、山岳写真家である一止の妻・榛名の信念が描かれます。
おすすめ度は、★4つ。

4作とも心温まるストーリーで面白かった。今回このシリーズを書こうと思ったのは、82歳の私の父が永遠の眠りにつこうとしているからだ。医師から「もって12月いっぱいでしょうね……」と宣告されたちゃったよ。。「この年末の忙しいときに、なんて思うが……、もっと親孝行しとけばよかった。優しくいたわってやればよかった……」うぅ。。泣けてきた。。

――つづく。

今回のおすすめN3は、第5073回終了現在、第5037[594]回より36回出現なしの3けたプラス[18]狙いで5点。

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