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[「My Library!」40]

2018年10月24日
『 My Library 』へようこそ〜♪
毎年10月27日から11月9日までの2週間は、読書週間です。読書を推進する行事が集中して行われる期間となっております。普段本を読まない方も、1冊くらい手に取ってみてはいかが?今回は、宮部みゆきさんの時代小説特集第1弾です。どどど〜んと紹介するよ〜、さぁ、江戸時代にタイムスリップするでござる。

■『堪忍箱』

蓋を開けたら最後、この近江屋に災いが降りかかる……。決して中を見てはいけないというその黒い文箱には喪の花・木蓮の細工が施してあった……。物言わぬ箱が、しだいに人々の心をざわめかせ、呑み込んでいく表題作。なさぬ仲の親と子が互いに秘密を抱えながらも、寄り添い、いたわり合う「お墓の下まで」。名もなき人たちの日常にひそむ一瞬の闇。人生の苦さが沁みる時代小説8つの短編集。どの話もすごく味わい深くて、おもしろかったです!「てんびんばかり」が、一番よかったかな?2日で読んじゃいました。
おすすめ度は、★3つ半


■『初ものがたり』

本所深川をあずかる回向院の旦那こと、岡っ引きの茂七が下っ引きの糸吉、権三とともに摩訶不思議な事件の数々に立ち向かう。歓び、哀しみ、苦悩、そして恋……。江戸下町に生きる人々が織りなす人間模様を描く連作時代小説。6話の短編小説だが、季節の流れとともに話が繋がっていて、これは長編小説だと思っていい。謎のあるいなり寿司屋さんの季節の一品もすっごく美味しそう。千里眼を持つ日道坊や、梶屋の勝蔵など、謎の人物も気になる。話としては、「白魚の目」がおもしろかった。
おすすめ度は、★4つ。


■『ぼんくら』

「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまったんです」……江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された。その後、評判の良かった差配人が姿を消し3つの家族も次々と失踪してしまった。いったい、この長屋には何が起きているのか。ぼんくらな同心・平四郎が動き始めた。短編連作かと思って読むと、一つの長〜〜い長い物語でした。登場人物が皆、個性的でおもしろい。「おでこ」の三太郎なんか、最高である。また、初ものがたりの主人公だった、回向院の茂七親分の名前も出てなつかしい。
おすすめ度は、★4つ。


■『日暮らし 上・下』

浅草の似顔絵扇子絵師が殺された。しかも素人とは思えない鮮やかな手口で。「探索事は井筒様のお役目でしょう」……岡っ引きの政五郎の手下、おでこの悩み植木職人佐吉夫婦の心、煮売屋のお徳の商売敵。本所深川のぼんくら同心・平四郎と超美形の甥っ子・弓之助が動き出す。著者渾身の時代ミステリー。すっかり時代小説にはまってしまいました。『ぼんくら』の続編だが……、さらにおもしろい。上・下とわかれて長編ですが「ぼんくら」を読んでから、読むのをおすすめ。登場人物はみんな個性があって、表情が事細かく書かれおり、おかしくて目に浮かび、何度もぷっと噴出します。読後に余韻が残るあったかくなる話でした。久しぶりに満点評価でござる。
おすすめ度は、★5つ。

――つづく。

今回のおすすめN3は、第4976回[918]より、第5033回終了現在、57回出現なしの3けたプラス[18]狙い。十の位は、第4983回より50回出ていない[9]をあてはめて、5点継続。期待度は、★4つ半。

[594][693][792][891][990]


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■『堪忍箱』

蓋を開けたら最後、この近江屋に災いが降りかかる……。決して中を見てはいけないというその黒い文箱には喪の花・木蓮の細工が施してあった……。物言わぬ箱が、しだいに人々の心をざわめかせ、呑み込んでいく表題作。なさぬ仲の親と子が互いに秘密を抱えながらも、寄り添い、いたわり合う「お墓の下まで」。名もなき人たちの日常にひそむ一瞬の闇。人生の苦さが沁みる時代小説8つの短編集。どの話もすごく味わい深くて、おもしろかったです!「てんびんばかり」が、一番よかったかな?2日で読んじゃいました。
おすすめ度は、★3つ半


■『初ものがたり』

本所深川をあずかる回向院の旦那こと、岡っ引きの茂七が下っ引きの糸吉、権三とともに摩訶不思議な事件の数々に立ち向かう。歓び、哀しみ、苦悩、そして恋……。江戸下町に生きる人々が織りなす人間模様を描く連作時代小説。6話の短編小説だが、季節の流れとともに話が繋がっていて、これは長編小説だと思っていい。謎のあるいなり寿司屋さんの季節の一品もすっごく美味しそう。千里眼を持つ日道坊や、梶屋の勝蔵など、謎の人物も気になる。話としては、「白魚の目」がおもしろかった。
おすすめ度は、★4つ。


■『ぼんくら』

「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまったんです」……江戸・深川の鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された。その後、評判の良かった差配人が姿を消し3つの家族も次々と失踪してしまった。いったい、この長屋には何が起きているのか。ぼんくらな同心・平四郎が動き始めた。短編連作かと思って読むと、一つの長〜〜い長い物語でした。登場人物が皆、個性的でおもしろい。「おでこ」の三太郎なんか、最高である。また、初ものがたりの主人公だった、回向院の茂七親分の名前も出てなつかしい。
おすすめ度は、★4つ。


■『日暮らし 上・下』

浅草の似顔絵扇子絵師が殺された。しかも素人とは思えない鮮やかな手口で。「探索事は井筒様のお役目でしょう」……岡っ引きの政五郎の手下、おでこの悩み植木職人佐吉夫婦の心、煮売屋のお徳の商売敵。本所深川のぼんくら同心・平四郎と超美形の甥っ子・弓之助が動き出す。著者渾身の時代ミステリー。すっかり時代小説にはまってしまいました。『ぼんくら』の続編だが……、さらにおもしろい。上・下とわかれて長編ですが「ぼんくら」を読んでから、読むのをおすすめ。登場人物はみんな個性があって、表情が事細かく書かれおり、おかしくて目に浮かび、何度もぷっと噴出します。読後に余韻が残るあったかくなる話でした。久しぶりに満点評価でござる。
おすすめ度は、★5つ。

――つづく。

今回のおすすめN3は、第4976回[918]より、第5033回終了現在、57回出現なしの3けたプラス[18]狙い。十の位は、第4983回より50回出ていない[9]をあてはめて、5点継続。期待度は、★4つ半。

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