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[「My Library!」39]

2018年10月3日
『 My Library 』へようこそ〜♪
夏の暑さもようやく一段落して、夜が過ごしやすくなりましたね。秋は本を読むのに最適な気候です。読みたい本はたくさんあるけれど、最近活字離れでまったく読んでいません。 (;^_^A今回も1〜2年前に読んだ本をどどど〜んと紹介します。

■『イニシエーション・ラブ』 乾 くるみ (著)

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説……と思いきや、最後から2行目で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず2回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。
「side-A」と「side-B」Bで、ん?と違和感を感じていたが、まんまと作者に騙されました。(^▽^;) 読み返してみれば、数々の仕掛け(伏線)が結びつく。映画化されてるけど、この仕掛けをどうやって映像化しているか観てみたい。
おすすめ度は、★4つ。

■『小さいおうち』 中島 京子 (著)

今はない家と人々の、忘れがたい日々の物語。昭和初期東京、戦争の影濃くなる中での家庭の風景や人々の心情。ある女中回想録に秘めた思いと意外な結末が胸を衝く、第143回直木賞受賞作。
昭和初期から次第に戦況が悪化していく中、東京の中流家庭の生活が描かれており、タイムスリップしたみたいでその時代の雰囲気がよめて、面白い。淡々と回想が進み途中で途切れるが、ラストはタキの大甥が結末をしめくくる。こちらも映画化されてるそうで観てみたい。
おすすめ度は、★3つ半。


■『宮辻薬東宮(みや・つじ・やく・とう・ぐう)』
宮部みゆき・辻村深月・薬丸岳・東山彰良・宮内悠介 (著)

今をときめく超人気作家たち5人が、2年の歳月をかけて「つないだ」リレー書き下ろしミステリーアンソロジー。
宮部みゆき「人・で・なし」僕はかつて経験した「あの話」を語りたくなった。宝くじで1千万円当てた母が、建売住宅を購入する。しかしその家が……、ちょっと怖い短編ホラー小説で、オチも怖く、おもしろかった。
辻村深月「ママ・はは」「私、この着物、実は着てないんだよね」。スミちゃんが母親と写真のことを話し始める。宮部さんのバトンを受けたホラー小説。成人式で来てない着物が……。
薬丸岳「わたし・わたし」、東山彰良「スマホが・ほ・し・い」とバトンが渡り、宮内悠介の「夢・を・殺す」で、テーマのホラー小説が終わるが、面白かったのは辻村さんまでで、あとの3編はいまいち。。ラストの宮内さんのプログラミングの話は、よくわからなかったが、宮部さんの話とつながり、全体的にはおもしろかった。
おすすめ度は、★3つ。

■『獅子吼(ししく)』 浅田次郎 (著)

あの時、あの場所にいなければ……時代と過酷な運命に翻弄されながらも立ち向かい受け入れる、名もなき人々の美しい魂を描く6つの短篇集。
戦中戦後を中心に、なんとなく哀しい感じの作品が多かった。一番よかったのは、表題作の「獅子吼」かな?戦争末期の動物園で、飢えに苦しむ獅子が主人公。飼育員だった兵士は、軍の上官から射殺命令を受ける……。
「うきよご」は私生児をさす古い言葉。複雑な家庭に育った少年は東大受験を目指し、顔すら覚えていない腹違いの姉を頼って上京してくる……。ちょっと理解しにくい作品もありましたが、短編なのでさらっと読めた。
おすすめ度は、★3つ。

――つづく。

今回のおすすめN3は、第4976回[918]より、第5017回終了現在、41回出現なしの3けたプラス[18]狙いでいきます。ダブル数字が第5001回より16回出現なしなので、ダブル以上で5点。

[558][666][774][882][990]


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夏の暑さもようやく一段落して、夜が過ごしやすくなりましたね。秋は本を読むのに最適な気候です。読みたい本はたくさんあるけれど、最近活字離れでまったく読んでいません。 (;^_^A今回も1〜2年前に読んだ本をどどど〜んと紹介します。

■『イニシエーション・ラブ』 乾 くるみ (著)

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて……。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説……と思いきや、最後から2行目で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず2回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。
「side-A」と「side-B」Bで、ん?と違和感を感じていたが、まんまと作者に騙されました。(^▽^;) 読み返してみれば、数々の仕掛け(伏線)が結びつく。映画化されてるけど、この仕掛けをどうやって映像化しているか観てみたい。
おすすめ度は、★4つ。

■『小さいおうち』 中島 京子 (著)

今はない家と人々の、忘れがたい日々の物語。昭和初期東京、戦争の影濃くなる中での家庭の風景や人々の心情。ある女中回想録に秘めた思いと意外な結末が胸を衝く、第143回直木賞受賞作。
昭和初期から次第に戦況が悪化していく中、東京の中流家庭の生活が描かれており、タイムスリップしたみたいでその時代の雰囲気がよめて、面白い。淡々と回想が進み途中で途切れるが、ラストはタキの大甥が結末をしめくくる。こちらも映画化されてるそうで観てみたい。
おすすめ度は、★3つ半。


■『宮辻薬東宮(みや・つじ・やく・とう・ぐう)』
宮部みゆき・辻村深月・薬丸岳・東山彰良・宮内悠介 (著)

今をときめく超人気作家たち5人が、2年の歳月をかけて「つないだ」リレー書き下ろしミステリーアンソロジー。
宮部みゆき「人・で・なし」僕はかつて経験した「あの話」を語りたくなった。宝くじで1千万円当てた母が、建売住宅を購入する。しかしその家が……、ちょっと怖い短編ホラー小説で、オチも怖く、おもしろかった。
辻村深月「ママ・はは」「私、この着物、実は着てないんだよね」。スミちゃんが母親と写真のことを話し始める。宮部さんのバトンを受けたホラー小説。成人式で来てない着物が……。
薬丸岳「わたし・わたし」、東山彰良「スマホが・ほ・し・い」とバトンが渡り、宮内悠介の「夢・を・殺す」で、テーマのホラー小説が終わるが、面白かったのは辻村さんまでで、あとの3編はいまいち。。ラストの宮内さんのプログラミングの話は、よくわからなかったが、宮部さんの話とつながり、全体的にはおもしろかった。
おすすめ度は、★3つ。

■『獅子吼(ししく)』 浅田次郎 (著)

あの時、あの場所にいなければ……時代と過酷な運命に翻弄されながらも立ち向かい受け入れる、名もなき人々の美しい魂を描く6つの短篇集。
戦中戦後を中心に、なんとなく哀しい感じの作品が多かった。一番よかったのは、表題作の「獅子吼」かな?戦争末期の動物園で、飢えに苦しむ獅子が主人公。飼育員だった兵士は、軍の上官から射殺命令を受ける……。
「うきよご」は私生児をさす古い言葉。複雑な家庭に育った少年は東大受験を目指し、顔すら覚えていない腹違いの姉を頼って上京してくる……。ちょっと理解しにくい作品もありましたが、短編なのでさらっと読めた。
おすすめ度は、★3つ。

――つづく。

今回のおすすめN3は、第4976回[918]より、第5017回終了現在、41回出現なしの3けたプラス[18]狙いでいきます。ダブル数字が第5001回より16回出現なしなので、ダブル以上で5点。

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