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[「My Library!」37]

2018年7月18日
第4960回[625]をSS&ミニ当せん♪前回コラムのおすすめ数字でした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
今回は、伊坂幸太郎さん特集です。まだ『My Library』で紹介していない作品をランダムにどどど〜んと紹介します。

■『フィッシュストーリー』
4つの短編集。1つずつ評価すると「動物園のエンジン」★2つ。「サクリファイス」★2つ半。「フィッシュストーリー」★3つ半。「ポテチ」★4つ。
フィッシュストーリーとポテチは、映画化されてるだけあって面白かったが、前半2つの話は何がいいたいのか?いまいち分からなかった。どの話も伊坂さんらしい短編で、過去と現在の繋がりや伏線の張り方がうまい。
おすすめ度は、★3つ。

■『終末のフール』
8年後に小惑星が地球に衝突することが発表され、その5年後の世界。小惑星の衝突まで3年後となったとき、人はどう行動するのか?8つの短編ですが、連作で繋がっているので……、あ〜あの人がここで出るのね。あの話がここでも出た〜とか、前の話のページに戻りたくなります。あとがきで、小説なのだから、現実にはあり得ないことが起こってもいいじゃないか、楽しいじゃないか……と書いてますが、私もそう思います。いろいろ頭に思い描いて楽しくなりますもんね〜。しかし、現実にあと3年で終末を迎えるとしたら、私はどうするかな〜?宝くじを買って大金を当てる必要ないかな?みなさんならどうしますか?
おすすめ度は、★4つ。

■『死神の浮力』
サイコパスと呼ばれる、良心のない人間は、25人に1人の割合でいると言われている。その25人に1人であると思われる本城崇に、山野辺夫妻の娘は殺された。『死神の精度』の続編。ちょっとズレてる死神の千葉さんと山野辺夫妻とのやり取りが面白い。でも「死」について考えさせられ、重くて暗い気持ちにもなった。「人は誰も皆、いつかは死ぬ。死ぬのは怖いです。しかし、死ねないのも怖いです」前作の方がよかったなぁ〜。
おすすめ度は、★3つ半。

■『火星に住むつもりかい?』
住人が相互に監視し、密告する。危険人物とされた人間はギロチンにかけられる―身に覚えがなくとも。交代制の「安全地区」と、そこに配置される「平和警察」。この制度が出来て以降、犯罪件数が減っているというが……。今年安全地区に選ばれた仙台でも、危険人物とされた人間が、ついに刑に処された。こんな暴挙が許されるのか?そのとき!全身黒ずくめで、謎の武器を操る「正義の味方」が、平和警察の前に立ちはだかる! 前半は登場人物が多く、何度も後もどって確認しながら読んだが、後半は一気読み。以前読んだ『ゴールデンスランバー』に似てる。警察が悪で、ヒーローが現れやっつける。まあまあ面白く、ラストもまとまっているが、どこか普通の作品に思えた。
おすすめ度は、★3つ。

■『AXアックス』
最強の殺し屋は……恐妻家。「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。以前読んだ『マリアビートル』や『グラスホッパー』の殺し屋の名前も出て、あ!懐かしいなと思った。くすっと笑えるユーモア満載。なのに、ほろっとくるシーンもあり、一気読みできるおもしろさだ。散りばめられた伏線も回収され、読後は余韻が残る作品だった。2018年本屋大賞5位。
おすすめ度は、★4つ。

――つづく。

今回のおすすめN3は、第4914回[299]より、第4962回終了現在、48回出現なしのミニスペース[0]狙い。百の位は、第4949回より出現なしの[5**]を軸にして5点。※7月23日(月)より27日(金)まで「大阪宝くじドリーム館」にて抽せんを行います。

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今回は、伊坂幸太郎さん特集です。まだ『My Library』で紹介していない作品をランダムにどどど〜んと紹介します。

■『フィッシュストーリー』
4つの短編集。1つずつ評価すると「動物園のエンジン」★2つ。「サクリファイス」★2つ半。「フィッシュストーリー」★3つ半。「ポテチ」★4つ。
フィッシュストーリーとポテチは、映画化されてるだけあって面白かったが、前半2つの話は何がいいたいのか?いまいち分からなかった。どの話も伊坂さんらしい短編で、過去と現在の繋がりや伏線の張り方がうまい。
おすすめ度は、★3つ。

■『終末のフール』
8年後に小惑星が地球に衝突することが発表され、その5年後の世界。小惑星の衝突まで3年後となったとき、人はどう行動するのか?8つの短編ですが、連作で繋がっているので……、あ〜あの人がここで出るのね。あの話がここでも出た〜とか、前の話のページに戻りたくなります。あとがきで、小説なのだから、現実にはあり得ないことが起こってもいいじゃないか、楽しいじゃないか……と書いてますが、私もそう思います。いろいろ頭に思い描いて楽しくなりますもんね〜。しかし、現実にあと3年で終末を迎えるとしたら、私はどうするかな〜?宝くじを買って大金を当てる必要ないかな?みなさんならどうしますか?
おすすめ度は、★4つ。

■『死神の浮力』
サイコパスと呼ばれる、良心のない人間は、25人に1人の割合でいると言われている。その25人に1人であると思われる本城崇に、山野辺夫妻の娘は殺された。『死神の精度』の続編。ちょっとズレてる死神の千葉さんと山野辺夫妻とのやり取りが面白い。でも「死」について考えさせられ、重くて暗い気持ちにもなった。「人は誰も皆、いつかは死ぬ。死ぬのは怖いです。しかし、死ねないのも怖いです」前作の方がよかったなぁ〜。
おすすめ度は、★3つ半。

■『火星に住むつもりかい?』
住人が相互に監視し、密告する。危険人物とされた人間はギロチンにかけられる―身に覚えがなくとも。交代制の「安全地区」と、そこに配置される「平和警察」。この制度が出来て以降、犯罪件数が減っているというが……。今年安全地区に選ばれた仙台でも、危険人物とされた人間が、ついに刑に処された。こんな暴挙が許されるのか?そのとき!全身黒ずくめで、謎の武器を操る「正義の味方」が、平和警察の前に立ちはだかる! 前半は登場人物が多く、何度も後もどって確認しながら読んだが、後半は一気読み。以前読んだ『ゴールデンスランバー』に似てる。警察が悪で、ヒーローが現れやっつける。まあまあ面白く、ラストもまとまっているが、どこか普通の作品に思えた。
おすすめ度は、★3つ。

■『AXアックス』
最強の殺し屋は……恐妻家。「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。以前読んだ『マリアビートル』や『グラスホッパー』の殺し屋の名前も出て、あ!懐かしいなと思った。くすっと笑えるユーモア満載。なのに、ほろっとくるシーンもあり、一気読みできるおもしろさだ。散りばめられた伏線も回収され、読後は余韻が残る作品だった。2018年本屋大賞5位。
おすすめ度は、★4つ。

――つづく。

今回のおすすめN3は、第4914回[299]より、第4962回終了現在、48回出現なしのミニスペース[0]狙い。百の位は、第4949回より出現なしの[5**]を軸にして5点。※7月23日(月)より27日(金)まで「大阪宝くじドリーム館」にて抽せんを行います。

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