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[「My Library!」22]

2017年3月22日
『My Library』へようこそ♪
今回は、読むたびに好感度がアップした、辻村深月さんの作品をどどど~んと紹介します。

■『鍵のない夢を見る』
第147回直木賞受賞とあったので、初めて辻村さんの作品を読んでみた。
5つの「犯罪」をテーマにした短編集です。どこにでもある普通の町に生きる、ありふれた人々の魔が差す瞬間や、転がり落ちる奈落を、ていねいに書いているが、5話とも女性が主役で、あまり感情移入ができず、なんだか暗い話で、面白いとは思わなかった。しいて上げれば「芹葉大学の夢と殺人」がよかったかな。今日こそ「三八のある夢を見る」ぞ!
おすすめ度は、★2つ。

■『島はぼくらと』
瀬戸内海の小さな島、冴島。島の子はいつか本土に渡る。高校生17歳。ともにすごせる、最後の季節。旅立ちの日は、もうすぐ。別れる時は笑顔でいよう。「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。故郷を巣立つ前に知った大切なこと……。すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。2014年の本屋大賞3位。
辻村さんの小説は、直木賞受賞の『鍵のない夢を見る』につづいて2冊目。正直読むのに疲れました。。ワクワクするような展開もなく、歳のせいか?共感や感情移入もできず。。いまいちでした。青春小説よりはミステリー小説の方が、やっぱり好きだな。
おすすめ度は、★2つ半。

■『ハケンアニメ!』
アニメーション制作業界で働く人々が、そのシーズンに放送された作品の頂点(覇権)を目指す姿や、それぞれの人間関係を等身大で描いたお仕事小説。2015年本屋大賞3位。
表紙のアニメに「これは少女アニメの本か?」と手に取るのをためらっていたが、レビューが高かったので借りることにした。第1章~2章とイマイチだなと読み進めていが、3章でハマり一気読み。各章で主人公は変わるが、ページをめくるたびに、登場人物が絡み合い3章でキレイにまとまる。久しぶりに心躍る面白い本だった。
おすすめ度は、★4つ。

■『朝が来る』
「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった……。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。
子どもを産めなかった女性と望まない妊娠をした女性が特別養子縁組で繋がるちょっと重い内容。2016年本屋大賞5位。レビューでは賛否両論で評価が分かれているが、オイラは『ハケンアニメ』並みに引き込まれる内容とラストに涙したので、高い評価をつけたい。「三八が来る」いつ?今週でしょう?
おすすめ度は、★4つ。

――つづく。

今回のおすすめN3は、ミニで一番出ていない[※38]狙い。第3914回[338]より第4620回終了現在、706回出現なし。総流しで10点。
期待度 ★★★★☆

[038] [138] [238] [338] [438]
[538] [638] [738] [838] [938]


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今回は、読むたびに好感度がアップした、辻村深月さんの作品をどどど~んと紹介します。

■『鍵のない夢を見る』
第147回直木賞受賞とあったので、初めて辻村さんの作品を読んでみた。
5つの「犯罪」をテーマにした短編集です。どこにでもある普通の町に生きる、ありふれた人々の魔が差す瞬間や、転がり落ちる奈落を、ていねいに書いているが、5話とも女性が主役で、あまり感情移入ができず、なんだか暗い話で、面白いとは思わなかった。しいて上げれば「芹葉大学の夢と殺人」がよかったかな。今日こそ「三八のある夢を見る」ぞ!
おすすめ度は、★2つ。

■『島はぼくらと』
瀬戸内海の小さな島、冴島。島の子はいつか本土に渡る。高校生17歳。ともにすごせる、最後の季節。旅立ちの日は、もうすぐ。別れる時は笑顔でいよう。「幻の脚本」の謎、未婚の母の涙、Iターン青年の後悔、島を背負う大人たちの覚悟、そして、自らの淡い恋心。故郷を巣立つ前に知った大切なこと……。すべてが詰まった傑作書き下ろし長編。2014年の本屋大賞3位。
辻村さんの小説は、直木賞受賞の『鍵のない夢を見る』につづいて2冊目。正直読むのに疲れました。。ワクワクするような展開もなく、歳のせいか?共感や感情移入もできず。。いまいちでした。青春小説よりはミステリー小説の方が、やっぱり好きだな。
おすすめ度は、★2つ半。

■『ハケンアニメ!』
アニメーション制作業界で働く人々が、そのシーズンに放送された作品の頂点(覇権)を目指す姿や、それぞれの人間関係を等身大で描いたお仕事小説。2015年本屋大賞3位。
表紙のアニメに「これは少女アニメの本か?」と手に取るのをためらっていたが、レビューが高かったので借りることにした。第1章~2章とイマイチだなと読み進めていが、3章でハマり一気読み。各章で主人公は変わるが、ページをめくるたびに、登場人物が絡み合い3章でキレイにまとまる。久しぶりに心躍る面白い本だった。
おすすめ度は、★4つ。

■『朝が来る』
「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった……。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。
子どもを産めなかった女性と望まない妊娠をした女性が特別養子縁組で繋がるちょっと重い内容。2016年本屋大賞5位。レビューでは賛否両論で評価が分かれているが、オイラは『ハケンアニメ』並みに引き込まれる内容とラストに涙したので、高い評価をつけたい。「三八が来る」いつ?今週でしょう?
おすすめ度は、★4つ。

――つづく。

今回のおすすめN3は、ミニで一番出ていない[※38]狙い。第3914回[338]より第4620回終了現在、706回出現なし。総流しで10点。
期待度 ★★★★☆

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