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![]() [「My Library!」96] 2025年12月16日 ![]() トレート未出現狙いでした。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 『 My Library 』へようこそ〜♪ 今年もあっと言う間に12月も半ばに……。 やらなければならない事ややりたい事が山ほどあるけれど、とりあえずウォーキング1時間以上と、読書だけは毎日1ページ以上は必ず読んでいます。 では今回のおすすめ本は……。 ■『世界から猫が消えたなら』 川村 元気(著) 郵便配達員として働く三十歳の僕。 ちょっと映画オタク。 猫とふたり暮らし。 そんな僕がある日突然、脳腫瘍で余命わずかであることを宣告される。 絶望的な気分で家に帰ってくると、自分とまったく同じ姿をした男が待っていた。 その男は自分が悪魔だと言い、奇妙な取引を持ちかけてくる。 「この世界からひとつ何かを消す。その代わりにあなたは一日だけ命を得ることができる」 僕は生きるために、消すことを決めた。 電話、映画、時計……そして、猫。 僕の命と引き換えに、世界からモノが消えていく。 僕と猫と陽気な悪魔の七日間が始まった。 2013年本屋大賞8位。 川村さんの作品は初読み。 猫が好きで、泣ける話かと思い手に取ったが、うぅ〜む。 辛口で評価すると、ばかばかしくて、まったく泣けなかった。 直木賞を受賞した伊与原新さんの小説を立て続けに3冊読んだせいかも? 読んでいて、アロハを着た悪魔が出てきたり、猫が「〜ござる」としゃべったり……、現実味がまったく感じられず、主人公にも感情移入できなかった。 ラストは余韻を残す終わり方だが、うすっぺらすぎて余韻も感じず、心に残るものがない。 ただ、隙間だらけの文章なので、あっという間に読めて、投げ出さなくて読み終えた。 おすすめ度は、★2つ半。 ■『禁忌の子』 山口 未桜(著) 救急医・武田の元に搬送されてきた、一体の溺死体。 その身元不明の遺体「キュウキュウ十二」は、なんと武田と瓜二つであった。 彼はなぜ死んだのか、そして自身との関係は何なのか、武田は旧友で医師の城崎と共に調査を始める。 しかし鍵を握る人物に会おうとした矢先、相手が密室内で死体となって発見されてしまう。 自らのルーツを辿った先にある、思いもよらぬ真相とは――。 過去と現在が交錯する、医療×本格ミステリ! 第三十四回鮎川哲也賞受賞作。 2025年本屋大賞4位。 山口さんの作品は初読み。 冒頭から引き込まれる展開で、著者が現役の医師であることから、医療現場の描写にリアリティと説得力があった。 中盤までは手がかりが少しずつ出てきて、「なぜ」「どうやって」が積み上げられていく。 ちょっとネタばれになるが、ラストのどんでん返しには驚いた。 果たしてこの家族は幸せな生活を送れるのだろうか? 読後には深い余韻と問いが残った。生まれること、自分が存在することの意味、誰かの「欲望」や「技術」が他者の人生にどう影響するか。 特に真相を知ったあと、「もし自分が武田であればどうするか」という問いが心を離れません。 希望を感じる終わり方でありながら、その希望を抱える苦さ、責任の重さがリアルに感じられた。 おすすめ度は、★4つ半。 ――つづく。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 今回のおすすめN3は、第6877回終了現在、第6838回より 39回出現なしの3けたプラス[14]狙いで 10点。 [176] [482] [536] [572] [590] [734] [851] [860] [932] [941] 超速ロト・ナンバーズTOPへ(C)イマジカインフォス
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