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![]() [「My Library!」90] 2025年7月9日 ![]() 本格的な夏の到来を感じています。 暑さが一層厳しくなりました。 熱中症に気を付けてくださいね! 大地震の前兆?鹿児島・トカラ列島で群発地震が続いています。 今話題の7月に大災害が起きるという、予知夢で知られる漫画家たつき諒さんの予言が気になるところですが……、いつもと変わらない時が過ぎていくと私は思います。 でもいつか大きな地震が来そうで怖いな! では今回のおすすめ本は……。 ■『成瀬は信じた道をいく』 宮島 未奈 (著) 我が道を突き進む成瀬あかりは、今日も今日とて知らぬ間に、多くの人に影響を与えていた。 「ゼゼカラ」ファンの小学生、 成瀬の受験を見守る父、 近所のクレーマー(をやめたい)主婦、 観光大使になるべく育った女子大生……。 個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む。 そんな中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇! 2024年本屋大賞受賞作「成瀬は天下を取りにいく」の続編。 2025年本屋大賞10位。5つの短編で、どの話もおもしろく声を出して笑った。 主人公は高校生から大学生になった成瀬あかり。 個性的な新キャラや成瀬の父、島崎の視点で、まっすぐに信じた道をいく破天荒な成瀬の魅力を伝えてくる手法は、さすが宮島さんだ。 前作のように成瀬の視点の話もあればよかったな! ラストの「探さないでください」が、個人的に一番おもしろく、今まで登場した人物たちがラインの成瀬捜索班として……、おっと!ネタバレになるからここでやめておこう。 絶対読んで損のない小説なので、読まれていない方はぜひ2冊とも手に取って読んでみてください。 おすすめ度は、★5つ。 ■『ツミデミック』 一穂 ミチ(著) 大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。 ある日、バイト中にはなしかけてきた大阪弁の女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗った。 過去の記憶と目の前の女の話に戸惑う優斗は……「違う羽の鳥」。 調理師の職を失った恭一は家に籠もりがちで、働く妻の態度も心なしか冷たい。 ある日、小一の息子・隼が遊びから帰ってくると、聖徳太子の描かれた旧一万円札を持っていた。 近隣の一軒家に住む老人からもらったという。 隼からそれを奪い、たばこを買うのに使ってしまった恭一は、翌日得意の澄まし汁を作って老人宅を訪れるが……「特別縁故者」。 先の見えない禍にのまれた人生は、思いもよらない場所に辿り着く。 稀代のストーリーテラーによる心揺さぶる全6話。 第171回直木賞受賞作。 コロナ禍をテーマにした6話の短編集。 「あ〜そうだった。まだ4〜5年前の出来事が、ページをめくるたびに思い出され、はるか昔の話のように感じた」。 赤い菊の表紙からしてゾワットする話や幽霊が出たりオカルトぽい話が続くのかと思えば、ほっこりする話もあえり、どれもおもしろかった。 「パンデミック」をもじって「ツミデミック」と本のタイトルにしたんだなぁ? 一穂さんってどんな方かな?と思っていたが、直木賞のインタビュー動画を拝見して……、ビール好きのおばちゃんで意外だった。 おすすめ度は、★5つ。 ――つづく。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 今回のおすすめN3は、第6762回終了現在、第6672回より90回出現なしのボックスペア未出現 [39] 狙いで 5点。 [093] [293] [593] [693] [793] ![]() (C)イマジカインフォス
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![]() [「My Library!」90] 2025年7月9日 ![]() 本格的な夏の到来を感じています。 暑さが一層厳しくなりました。 熱中症に気を付けてくださいね! 大地震の前兆?鹿児島・トカラ列島で群発地震が続いています。 今話題の7月に大災害が起きるという、予知夢で知られる漫画家たつき諒さんの予言が気になるところですが……、いつもと変わらない時が過ぎていくと私は思います。 でもいつか大きな地震が来そうで怖いな! では今回のおすすめ本は……。 ■『成瀬は信じた道をいく』 宮島 未奈 (著) 我が道を突き進む成瀬あかりは、今日も今日とて知らぬ間に、多くの人に影響を与えていた。 「ゼゼカラ」ファンの小学生、 成瀬の受験を見守る父、 近所のクレーマー(をやめたい)主婦、 観光大使になるべく育った女子大生……。 個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む。 そんな中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇! 2024年本屋大賞受賞作「成瀬は天下を取りにいく」の続編。 2025年本屋大賞10位。5つの短編で、どの話もおもしろく声を出して笑った。 主人公は高校生から大学生になった成瀬あかり。 個性的な新キャラや成瀬の父、島崎の視点で、まっすぐに信じた道をいく破天荒な成瀬の魅力を伝えてくる手法は、さすが宮島さんだ。 前作のように成瀬の視点の話もあればよかったな! ラストの「探さないでください」が、個人的に一番おもしろく、今まで登場した人物たちがラインの成瀬捜索班として……、おっと!ネタバレになるからここでやめておこう。 絶対読んで損のない小説なので、読まれていない方はぜひ2冊とも手に取って読んでみてください。 おすすめ度は、★5つ。 ■『ツミデミック』 一穂 ミチ(著) 大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。 ある日、バイト中にはなしかけてきた大阪弁の女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗った。 過去の記憶と目の前の女の話に戸惑う優斗は……「違う羽の鳥」。 調理師の職を失った恭一は家に籠もりがちで、働く妻の態度も心なしか冷たい。 ある日、小一の息子・隼が遊びから帰ってくると、聖徳太子の描かれた旧一万円札を持っていた。 近隣の一軒家に住む老人からもらったという。 隼からそれを奪い、たばこを買うのに使ってしまった恭一は、翌日得意の澄まし汁を作って老人宅を訪れるが……「特別縁故者」。 先の見えない禍にのまれた人生は、思いもよらない場所に辿り着く。 稀代のストーリーテラーによる心揺さぶる全6話。 第171回直木賞受賞作。 コロナ禍をテーマにした6話の短編集。 「あ〜そうだった。まだ4〜5年前の出来事が、ページをめくるたびに思い出され、はるか昔の話のように感じた」。 赤い菊の表紙からしてゾワットする話や幽霊が出たりオカルトぽい話が続くのかと思えば、ほっこりする話もあえり、どれもおもしろかった。 「パンデミック」をもじって「ツミデミック」と本のタイトルにしたんだなぁ? 一穂さんってどんな方かな?と思っていたが、直木賞のインタビュー動画を拝見して……、ビール好きのおばちゃんで意外だった。 おすすめ度は、★5つ。 ――つづく。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 今回のおすすめN3は、第6762回終了現在、第6672回より90回出現なしのボックスペア未出現 [39] 狙いで 5点。 [093] [293] [593] [693] [793] ![]() (C)イマジカインフォス
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